このサイトでは、弊社図書をご購入（３点。電子書籍を含む）いただいたばあい、願書を無料で添削しておりますが（１回）、できるだけ早くお送りください。願書提出期限の間際になって、下記のような文案（志望理由）をお送りいただくことがあります。いろいろと疑問点が多い志望理由です。せめて１週間前に拝見したかった・・というケースです。

（志望理由）
私共は「社会に適応できる子供」に育てたく、父親が５歳児が知っておきたい常識を、母親が礼儀、マナーを教えて参りました。娘は父との毎朝徒歩３０分の通園での対話を通じて社会性を身に付け、母からは早寝早起き等規則正しい生活、公共での周りの人を不快にさせない態度を学び自然と身に付いたように思います。貴校の見学会での児童の様子に感銘を受けぜひ娘も貴校で学ばせて頂きたいと考えております。

（添削）
＊「娘は父との毎朝徒歩３０分の通園での対話を通じて社会性を身に付け・・」とお書きになっています。お父さんが毎朝、娘さんを徒歩30分の距離にある幼稚園まで送っているようですが、面接官は、真っ先に、勤め人がそんなことはできないのではないか、お父さんは、どんなお仕事をしているのかが気になるでしょう。願書には、どんな些細なことでも、読み手に疑問が出るのは避ける必要があります。

＊ここでいう「社会に適応できる」とはどんなことなのか。毎朝30分の通園の際に教えているようですが、５歳６歳の幼児が言葉だけで理解し身に付けることができるようなこととはどんなことなのか、２、３例を挙げる必要があります。

＊娘さんにとって、毎朝30分の父親とのおしゃべりは楽しいのか、面接官には、その辺りが気になるかもしれません。

＊「貴校の見学会での児童の様子に感銘を受け」は、児童のどんな様子をご覧になって感銘をうけたのか具体的にお書きください。ここが志望理由の核心です。本校がどんな学校なのか、よく研究していると面接官を感心させるさせる必要があります。

＊面接官がいろいろな疑問を抱くような志望理由のばあい、保護者面接はどうなるのか。１つは、型どおり、父親に志望理由を質問します。上の願書の通りに答えても、ニコニコと感心したように話を聞いてくれます。学校説明会にはご出席いただけましたかと聞かれて、欠席したと答えても、ニコニコと・・つまり、合否は、お子さんのテスト結果しだいです。お子さんの成績が図抜けていい場合は、合格の可能性はありますが、そうでないときはむずかしいかもしれません。

もう１つは、面接の場で、いろいろな疑問点を問いただすような質問が出るばあいです。上の志望理由の難点は、いろいろおやりになっているようだけれど、説明不足な箇所がいろいろあります。つまり、説得力が弱い志望理由になっています。その辺りが保護者面接でカバーできれば合格圏内に残る可能性が出て来ます。

＊願書・面接資料の段階で、すでに「ふるい分け」が始まっているとおもってください。不用意な記述で面接官にマイナスの印象を与えないようにしてください。。

＊弊社発行の電子書籍を３冊ご購入いただいた場合、「閲覧パスワード」の発行だけでなく、願書を無料で添削します（1回のみ）。電子書籍の購入は　こちらへ　　添削事例は　こちらへ