座談会
首都圏15教室、どこの教室でも同じ
レベルの授業を提供しています。


出席者(発言順)
総括責任者
岡部由季さん
カリキュラム開発総合責任者
松川ゆう子さん
小学校受験コース責任者
藤浪和美さん
小学校受験コース東京地区責任者
我妻惠美さん
小学校受験カリキュラム開発責任者
大草利恵子さん

ICE幼児教室
216-0033 川崎市宮前区宮崎1-5-13
0120-044-844
http://www.ice-world.co.jp/





●「まんべんなく」合格者を送り出せる理由

岡部 ICE幼児教室にはどんな特徴があるのかというと、東京地区、神奈川地区を問わずまんべんなく合格者を送り出していことです。特定の学校に偏らずに、「まんべんなく」というのが、最大の特徴と言っていいと思います。

学校に得手不得手がないということですが、それが実現できている最大の理由は、統一したカリキュラムを使っていることと、カリキュラムに対するスタッフの理解度を高めるために、研究セミナーや勉強会なども欠かさずに行っていることです。首都圏15教室、どこの教室でも同じレベルの授業を提供できています。その結果、どこの教室からも、ペーパーの難関校はもとより、ノンペーパー校や行動観察を重視する学校にもまんべんなく合格をいただいております。それが大きな特徴だと思います。

松川 どの学校で、どんな問題が出たかという情報がたくさん集まるということもICEの特徴の一つですね。どこの教室でも、試験の帰りに寄ってくださる親子さんが多いこともありがたいですね。今年も、子どもたちは試験のお話をたくさんしてくれました。そうして集まった情報は、全部本部に集約して、また一斉に全教室に発信することで、どの教室にも同じレベルの同じ情報が入っているということになります。

●受験をサポートするシステム

藤浪 小学校受験を乗り切るためには、ご本人はもちろんですが、ご兄弟やお母様への配慮も私たちの大切な仕事と考えております。例えば授業の見学の際、下のお子さんがいらして落ち着いて見学できないという場合、別室で下のお子さんをお預かりできる教室もあります。また、最近はお仕事を持っていらっしゃるお母様も増えていますので、保育園や幼稚園へのお迎え、お母様がお帰りになるまでのお預かりなどを受け持つ in the room というシステムもあります。

●巧緻性指導に威力を発揮する教材

我妻 では、少し具体的に、ICEでは、どんな指導方針の下に、どんな教材を使っているのかを紹介したいと思います。まず、ICEでは、受験準備はご家庭と一緒にすすめるということを基本にしていますが、おうちでやっていただく『たのしいまいにち』という教材があります。お父様もお母様もペーパーの勉強は一生懸命取り組んでくださいますが、ペーパー以外の学習を入試までに継続的・体系的に教えるとなると、どうしていいかわからないと思います。

そこで親子が一緒にものをつくり上げるという楽しさだけでなく、自然と受験に必要な巧緻性を身につけることができるという目的でつくったのが『たのしいまいにち』です。巧緻性に関しては平成20年度入試でも、さまざまな学校で出題されています。

保護者のみなさんから、本当に楽しい時間を子どもと共有できた、その中で、自然と指先の巧緻性が高められたなどのご意見を多数いただいています。私がいつも思うのは、受験準備でもっとも大切なことは、お子さんが精神的な安心感を得られることと、お母様に対する信頼感が高まることだと思うんです。嫌々ながら学ぶというのでは身に付かないし、勉強嫌いを生むことになります。楽しいこと、これが受験準備の鉄則だと思います。
 
●躾とマナー・生活習慣も身に付く

松川 それからICEには『生活巧緻性』という小冊子があります。その中に、今のお話や「風呂敷で包む」もありますが、そういう技術的なものだけではなくて、風呂敷というのは日本の伝統的なものであり、1枚の布をいろんなふうに使うことが出来る。敷いたり、腰に巻いたり、あるいは寒いときには頭に巻いたり、いろんなことが出来ます。これが生活の知恵といいますか、日本の伝統の中で培われた一つの文化でもあると思います。そういうものを子どもたちにも伝えていきたいという狙いもあります。この冊子には「風呂敷」のほかにも、「箸を使う」「布を絞る」「畳む」「結ぶ」など、受験に必要なことを網羅しています。それと同時にしつけ、マナーを身につける手がかりを提供しています。

単にぞうきんをきちんと絞ればいいということではなくて、周りを考えずに力いっぱい絞ったら水が飛び散ったりします。また「トイレを使う」では、子どもであっても一人の人間としての尊厳、次に使う人への思いやり、マナーを伝えたいと思っています。こういった日常生活の活動を教材として提供できるのは、モンテッソーリ教育を行っているICEならではのことと思います。また、教材として提供するだけでなく、実際にやり方を一緒に学んでいただくセミナーも行っています。

大草 学校は、受験のためにトレーニングしてきたような子どもはすぐに見抜いてしまいます。生活能力、身体能力とトータルでバランスのよい子どもが求められています。ICEでは、モンテッソーリの教育の理念に則った方法で、子どもは楽しく学習することができます。子どもは環境の中から学びます。教材・カリキュラムといった物的な環境だけなく、家族・友達・教師といった人的な環境もあります。これらの環境を整えることにより、子どもは本来もっている内在する力を引き出され、自ら進んで学んでいくことができます。

例えば、数に関して言えば、子どもは普段の生活の中で背比べをしたり、おやつの分けっこをしたり、スプーンを人数分並べたりなど、数や量の体験をしています。日常生活の中にたくさんの学習の要素があるわけです。そういった生活体験をたくさん持てるよう、アドバイスしていきます。

●受験対策のポイントは表現力

藤浪 小学校受験というのは、縁故があったほうが有利とか、いろいろなことを言われていますが、合否を決めるのは、最終的にはお子さまとご家庭の力だと思うんです。お子さまの力だけでは駄目だし、ご家庭の力だけでも駄目。両方があってということだと思います。

でも、どんなに力があっても、その力というか良さを外に出せないと評価はされません。ですから、ご家庭にもお子さまにも必要なのが表現力だと思っています。どんなにお子さまの将来を思っていらしても、その思いがお子さまに伝わるような接し方をしないと、お子さまは伸びません。

同じように、どんなにその学校の良さがわかり、何としてでも入りたいと思っていても、その思いを伝えられるような願書の書き方や面接が出来ないと、相手には伝わりません。お子さんについては、自分の思いや考えをいかに表現するかが大切になってきます。
 
岡部 幼児教室に初めて来たときは、自分の考えていることや言いたいことを言える子はほとんどいません。それが普通です。私の場合、どのように指導しているかというと、たとえば、ある場所に子どもを立たせて自分の名前を言わせます。上手に出来たら青の旗か何かを立てます。

次は、教師がちょっと離れたところに立ちます。最終的に子どもから10メートルくらいのところまで距離を延ばします。それぞれの場所からちょうどよく聞こえる大きさで声を出しましょうと言います。面倒くさいようですが、子どもというのは目標物がないと駄目なんですよ。ここまで届くようにという目標を教師が出すと、どのぐらいの大きさを出せばいいか、自分でコントロールできるようになります。

藤浪 表現力を身に付けるようにするには、ご家庭でも、イエス、ノーでは答えられないような聞き方をするといいと思います。「Aがいいの?Bがいいの?」「どう思う?」「なぜそうしたいの?」など、「うん」ですまないように話しかけるようにしたらいいと思います。教室の場合、「先生がお手伝いをしてあげるから、先生がどんなふうにお手伝いをしたらいいか、お話ししてくれる?」と選択肢のない問いかけをしていくようにしています。

我妻 友達の影響も大きいですね。お友達の言い方を聞いて、ああ言えばわかるんだなということを、子どもは友達からも学び合っていくわけです。プライベートレッスンが万能ではないということです。それから感情の表現も大切です。悲しい曲や楽しい曲を聞いたときの表情や動作なども指導しています。悲しかったら、こうやってショボンって歩くよね。うれしかったら、こんなふうに大きく笑ったり、いっぱい動いたりすると、とてもみんなが楽しくなるよねというところまで、表現力を高めていきます。

大草 最近の入試傾向のひとつとして、「個別テストでは教師と1対1でコミュニケーション力を問う」「行動観察で、初めての友達同士でのコミュニケーション力を問う」など、自分の意見をその場の状況に応じて伝える能力が必要とされます。普段の生活の中で、親や周りの人が先回りして子どもの困難を取り除くのではなく、子どもがいつも自分で考えて行動し、会話ができるような環境を整えることが大切です。

●各校の入試を分析し、カリキュラムに取り入れています

松川 今年度は「子どもの生活体験」「人との関わり方」「とっさの機転力」「遊びや制作での工夫力」「手先の巧緻性」などといった課題が多く見られました。自然の素材を使った制作を課題とした桐朋学園、すごろく遊びをした成蹊、季節のカードを使ってビンゴゲームをした光塩、理由説明を言語でさせた学校や箸使い・紐結びのような課題も多く出題されました。

ICEの教師はチームをつくり、各学校の試験内容を分析し、年間のカリキュラムに新しい要素を入れています。ペーパーを改善すると共に集団行動の内容を分析し、随時変化に対応しています。知恵を出し合い、チームでよりよいものを作り上げていくこともICEの特徴です。

岡部 2011年4月に田園都市線の江田駅近くに慶應が小中一貫校を開校予定というニュースが流れ話題になりました。ICEでもその新設校に向けての取り組みを始めています。現在の慶應幼稚舎では運動や絵画制作などの考査でペーパー試験はありませんが、幼稚園の年長として必要な知的能力は「表現力」「問題解決力」「コミュニケーション力」というように様々な角度から問われています。

たとえば運動ではお友達との協力も不可欠ですし、どうやったら上手にできるのか考えること、指示を積極的に実行していくことも必要です。絵画制作では豊かに発想することが求められています。総合力を高めていくためにはゆっくりとお子さんの育ちを待つ時間が必要です。

ICEではお子さんの発達段階に応じた幅広い体験を提供することで、毎年慶應幼稚舎に安定した合格実績を出しています。新設校に向けてもこれまでのノウハウと共に、チームとしての情報量や分析力を生かして積極的に対策をたて、実行していきます。


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