はじめての幼稚園・小学校受験



           第22回●「わが家・わが子の弱点」把握が受験準備をスリムにする


受験準備をスタートする前に、「わが家・わが子の強み・弱点」は何かをチェックしてみてください。これも「最短時間・費用で合格する」ためには有効な方法です。というより、必須条件です。受験準備がスリムになると思ってください。

まず「わが家の弱点」とは何か。子どもを私立に通わせるにはどんな家庭であってほしいか、裏返して言えば、学校側はどんな家庭の子供に入学してほしいと思っているのかです。いくつか例をあげてみます。
 
・子どもの起床就寝は一定している
・三度の食事はきちんと食べる
・朝食は和食を中心としている
・家の中はきちんと片付いている
・子どもには必ず挨拶言葉を言わせている
・敬語・丁寧語を使っている
・食事どきにはテレビを消している
・子どもに家事を手伝わせている
・隣近所との交際を積極的にしている
・親戚や友人を自宅に招くことが多い
・ボランティア活動に参加したことがある
・わが子はどんな生き方をしてほしいかを考えたことがある
・子どもとの約束はできるだけ守るようにしている
・子どもの前で夫婦の言い争いはできるだけ避けている
・子どもの教育に関して夫婦で話し合うことが多い
・子どもに要求する躾に関しては自ら実践している
・年に数回、音楽会・展覧会などに家族で行く
・電車の中では子どもは立たせている
・公衆道徳はきちんと守るし、子どもにも守らせている
・しつけには厳しい

思い付くままに書きましたから、もっと大切な項目が欠けているかもしれませんが、これらの項目の中で、これはできていないというものが「わが家の弱点」となります。こんな家庭では息が詰まるという人もいると思いますが、わが子の受験のためです。我慢して挑戦してみてください。

「子どもの起床就寝が一定していない」のは感心しません。早速、今日からでも就寝・起床時間を決めて守らせるようにしてください。入試直前に早寝早起きをさせても効果はありません。朝食はパンという家庭が多いようですが、週のうち4日は和食に切り替えたほうがいいでしょう。和食の配膳図が出題されたこともあります。「お母さんのつくった料理で何が一番好きですか」は、子どもの面接ではよく聞かれる質問です。「パンと牛乳です」では、ペーパーテストの成績がよくても合格はむずかしいかもしれません。

なぜ和食がいいかというと、生育期の食事は和食がいいと思われていること、もう一つ、和食は準備や調理に手間がかかりますが、その手間を惜しまない家庭であってほしいという固定観念があるためです。

共働きのため朝食に手間をかけられないという家庭も少なくないと思います。ご飯よりパンが好きという人もいるでしょう。しかし、受験するなら、毎日とは言いませんが、週に4日ぐらいは和食にしたほうがいいと思います。いい悪いの問題ではなく、多くの学校はそういう家庭を望んでいると思われるからです。

「子どもには必ず挨拶言葉を言わせている」「大人には敬語・丁寧語を使っている」は、受験する家庭では必須項目です。「おやすみなさい」「おはようございます」「行っていらっしゃい」「お帰りなさい」は必ずいわせるようにしてください。

親が率先して挨拶をすれば子どもは自然と挨拶ができるようになります。ご主人が仕事に出かけるときは、お母さんは、玄関の外まで出て、「行っていらっしゃい」というようにしてください。朝食の後片付けをしながらとか、テレビを見ながらというのは感心しません。子どもがマネをします。

達成していない項目については、できるだけ早急に実現するように努力してください。中には、「親戚や友人を自宅に招くことが多い」「ボランティア活動に参加したことがある」など、受験には関係ないと思われる項目もありますが、すべて受験に密接に関係しています。

要するに、私立がほしいと思っている家庭とは、上記のようなことが実現している家庭なのです。





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