「面接の過去問200」(保護者編)
 

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*「志望理由」から「寄付金のお願い」まで、200項目(保護者編・子ども編合わせて)を超える質問例を収録してあります。
*ここに収録した質問例と解説は、面接試験を体験した保護者だけでなく、幼児教室の先生、面接に立ち会った元校長先生方のご協力をいただきました。
*質問例だけでなく、「質問の狙い」「答え方のワンポイント解説」をご参考にしてください。
*新しい情報・データが入りしだい、記事内容を更新していきます。ときどきお目通しください。


「面接の過去問200」保護者編その1
「面接の過去問200」保護者編その2
「面接の過去問200」子ども編
 面接の評価(保護者編)
 面接の評価(子ども編)
 


 面接対策の傾向
 

*少子化時代。私立の門は大きく開放されたのかというと、両手を挙げて歓迎してくれる学校もあれば、逆に、絞り込みを厳しくする学校あります。大きな流れとして、「学校の体質に合った家庭選び」という傾向がうかがえます。祖母も母親も受験校の卒業生とか、在校生に兄弟姉妹がいて保護者の人柄や学校行事への協力度がわかっている等々、学校の理解度や熱意だけでなく、学校行事などへの協力姿勢も重視する傾向が強まったといえます。

*面接時の質問項目についても、ありきたりの質問や事前に練習できるような質問であったとしても、「平凡な答え」「事前に練習してきた答え」「奥さんの受け売り」は感心しません。ことは聞いてこないと考えたほうが賢明です。志望理由1つとっても、角度を変えて質問してくると思います。保護者の答えに対して、さらに突っ込んだ質問をしてくることも考えられます。丸暗記型・一問一答の練習は無意味とはいいませんが、「変化球」にも対応できるようにしておいてください。

*とくに関西地区の場合、これまでも「ひねった質問」をする学校が少なくなかったのですが、新設校による「子どもの囲い込み」によって、優秀な子どもの分捕り合戦は激化する一方となります。ある校長先生は、「たとえ定員割れとなっても、一定のレベルに達しない子は入学させません」と言い切っています。長い目で見た場合、当面の定員確保よりも、より優秀な子の確保が私学経営の基本と考えてのことです。私立の門戸が大きく開かれたのは事実ですが、一部に、逆の現象がでていることも事実です。

 
 保護者編のポイント
 

*学校側が親の面接で知りたいことは、基本的には3つです。1つは、どんな子か。2つめは、どの程度、学校のことがわかった上で受験しているのか。3つ目は、この親と6年間(大学までの一貫校であけば16年間)つきあっていけるのかどうかを見極めたいということです。

*保護者面接の評価点は各校バラバラです。「いちおう親の顔を見たいだけ。原則として合否には反映させません」という学校から、「子どもの成績がよくても、親で不合格にするケースはあります」など、さまざまです。そのどちらにしても、親で不合格になるケースはそうめずらしくないのが現実です。

*親の職業や学歴・収入などは合否に関係ないということになっていますが、建前です。月謝をきちんと払っていける親かどうか、その辺は真っ先に知りたいところです。自由業の場合、仕事に関する質問が出たら、どういう説明の仕方をしたら安心してもらえるかを念頭において答える必要があります。

*志望理由に関しては、「学校案内に書かれていることの暗記が多いですね」というのが、各校長の印象です。父親がお子さんの受験に関わりをもつのは、面接だけです。志望理由は必ず聞かれるとおもってください。ホームページからの切り抜きのような志望理由であれば、お子さんの成績が合格圏内に入っていたとしても、保護者面接でプラス点をとったお子さんにはじき出される恐れもあります。合否の鍵はお父さんが握っているといっても過言ではありません。

 
 「過去問200」ご利用に際して
 

*この「面接の過去問200」は、ざっとお目通しいただくだけでけっこうです。すべての項目に対して回答を準備する必要はありません。ただ、もし、質問されたらどう答えたらいいか迷うといった「気になる質問」については、いちおう答えを用意しておいたほうがいいでしょう。「聞かれたら困る」という不安感をなくすためです。

*面接時間は各校ともせいぜい10分です。聞かれることは「志望理由」「子どもの長所短所」など、だいたいのところは決まっています。準備は「ほどほど」でいいのですが、私立を受験するからには、ここに出てくるような質問項目に関心がある(考えたことがある)、あるいは的確に答えられる必要があります。ときどき目を通して、問題意識を定着させるようにしてください。



 「過去問200」(保護者編)からの抜粋
 
 ●質問例
・本校を志望された理由は何ですか
・本校のことはどれくらいご存知ですか
・本校の特色は何とお考えでしょうか
・男子校(女子校)を選んだ理由は何ですか
・本校を知ったきっかけは何ですか
・カトリックの中で、とくに本校を選んだ理由は何ですか
・本校の受験をいつ頃からお考えでしたか
・本校の教育方針について、どうお考えですか
・本校の良さをお子さんにどう説明しましたか
・本校のどういう点がお子さんに合うとお考えですか
・志望理由に関して願書に書かれたことに付け加えることは何ですか
・本校のホームページをご覧になりましたか。感想をお聞かせください
 
 ●質問の狙い・答え方のポイント

*「志望理由」は必ず聞かれると思って準備してください。

*受験校のホームページからのコピーのような志望理由とか、奥さんが考えた志望理由を丸暗記したことがあきらかというようなばあい、面接官は、本校は滑り止めか試験慣れのための受験と誤解します。そのばあい、保護者面接にプラス点がつくとは考えられません。

*ストレートに「志望理由」を聞いてくる場合もあれば、言い回しを変えた「変化球」もあります。慌てないようにしてください。要は、どの程度、学校を理解した上で受験しているのか、合格したら本気で入学する気があるのかどうかを知りたいのです。

*受験校の建学の精神や教育方針を「解説」しないように注意してください。しゃべり過ぎに注意してください。「言いたいことの半分も言えなかった」くらいでちょうどいいのです。

*各校の校長に聞くと「学校案内の丸暗記が大半」という印象をもっています。ひと味違う志望理由であれば頭一つ抜け出ることも可能です。

*「本校の受験はいつから考えましたか」と聞かれたとき、不用意に「1か月前」と答えてしまった父親もいます。注意してください。滑り止め受験と誤解されないようにしてください。

*学校説明会や施設・授業見学会などに父親が1度も参加していないのは、あきらかに不利です。日曜日に志望校の周辺を見て歩くだけでも失点はカバーできます。