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 web上で面接の練習をしませんか?



*面接の場では、緊張して考えていることの半分も言えないのが普通です。「書く」ことによって、言いたいことが明確になります。簡潔に答えることができます。面接官との一問一答をリードすることも可能です。
*予想される質問、あるいは事前に用意している答えに自信がない場合、回答例をメールで送ってください。コメントをつけて返信します(無料)。
*この「web面接講座」は「お入学くらぶBコース(願書の添削コース)」会員が対象です。


web面接講座のサンプル(家庭の教育方針編)

質問項目

回答例

注意点

家庭の教育方針をお聞かせください

自分でできることは自分で、人のために自分でできることはやってみる。この方針のもとに育ててまいりました。現在では幼稚園に行く前に着る服を自分で決め、弁当を包み、持ち物を自分で管理してかばんにつめております。家族のためにはお風呂の掃除、米をとぐ、味噌汁をつくる、花に水をあげる、洗濯物をたたむなどしております。



*家庭の教育方針のポイントの一つは家事をどれくらい手伝わせるかですが、よくここまで手伝わせていると感心します。
*最後に「自分の行動に責任をもち、いろんな場面で状況判断ができるようになったと思います」と念押しをしてください。
*お子さんに向けて、「得意なお味噌汁はなんですか」「お父さんの洗濯物はどこに入れますか」などの質問が出るかもしれません。準備しておいてください。


家庭の教育方針をお聞かせください


年齢相応の学力・体力や基本的な躾は、子供に妥協することなく身につけさせなければならないと考えます。わがままで自己主張だけが強い人間では社会に出てから相手にされず、培った自分の能力を発揮することは難しいと思います。

娘は、基本的な挨拶や食事の作法は徐々に身についてきたものの、様々な指摘等に対して自分を制御することが出来ない面がまだあり、今後も娘におもねらず教育したいと思います。



*前半は子育てにあたっての基本的な姿勢を表明したに過ぎません。こんな考え方で、こう育ててきた、その結果、こうなったと具体的に説明したほうがいいでしょう。
*「様々な指摘等に対して自分を制御することが出来ない面がまだあり」の部分はカットしたほうがいいと思います。ストレートに「自分を制御することが出来ない面がまだあり」と言われると、「だいぶひどいのか」と誤解されます。
*「年齢相応の学力・体力」「基本的な躾」について、具体的に、何歳ころから、何をした、その結果、こうなったと言えるように準備しておいてください。


家庭の教育方針をお聞かせください



我が家にはテレビがありません。テレビを何気なく見てしまう代わりに、その日の出来事や、興味を持っていることを家族で話しています。また、現在の幼稚園を選んだのは縦割り教育だからです。他人を思いやるためには、自分が年下の時には助けてくれる年上の友達がいて、年上になってからは、自分が助けてもらったからこそ自然に助けを出せると考えました。愛情や良心を身に付かせるためには、家庭生活を有意義に過ごすことと、外では年齢が異なる友達と接する時間を多く設けることを、第一に考えて育ててまいりました。その成果はあったと感じております。




*ご質問者のウリは、「テレビがない」「縦割り教育の幼稚園に通わせている」の2つです。いろいろな質問が出ると思いますが、最後はこの2つに結びつけて答えられるように工夫してください。
*「テレビを何気なく見てしまう代わりに、その日の出来事や、興味を持っていることを家族で話しています」でもいいのですが、「テレビよりも夫婦の会話、子どもとの接触のほうが楽しいし充実した時間を過ごせると考えてのことです」としたほうが、単なるテレビ嫌いではなく、テレビよりも夫婦の会話のほうが楽しいという「軽い理由」のほうがいいかもしれません。どちらでもいいです。


家庭の教育方針をお聞かせください



私どもは、子供を育てるにあたり、心身ともに健康で、まっすぐ育ってほしいと願ってまいりました。なるべく本人の考えを大切にし、自分で考え、行動させ、終わるまで、口出しせずに努めてまいりました。躾は厳しく、人に迷惑をかけないよう、自分がされて嫌なことはしないよう、常に言い聞かせております。もともと誰とでも仲良く遊ぶことができましたが、最近では、自分の気持ちを相手に素直に伝えられるようになり、お友達との関係が、更にスムーズになりました。きちんと順番が待てたり、トラブルがなく物の貸し借りができるようになりました。


*気負いもなく誇張もなく、淡々としていて、にもかかわらず、必要なことはきっちりPRしています。上手な回答です。
*「まっすぐ育って欲しい」という言葉遣いは、誰もが口にする平凡な言葉ですが、妙に新鮮で聞く人の胸にストンと落ちてくる言葉です。大事にしてください。

家庭の教育方針をお聞かせください

社会に出ると様々な矛盾や挫折を経験することになると思います。このような場面において、正しい判断ができる判断力と学力を身に付けられるように育てることが私共の教育の基本方針です。

人の命や人格を尊重すること、社会のルールに従うこと、そして論理的な判断にて最善の策を見出すこと。このような判断ができるように、日常生活の事象についても、考え方や理由から教えるように心掛けています。



*「様々な矛盾」や「挫折」に直面したときに正しい判断ができるように育てるとありますが、相手はたかだか5歳の幼児です。少し大袈裟ではないでしょうか。
*後半についても、「論理的な判断にて最善の策を見出す」という箇所も、そこまで要求するのは無理という印象があります。
*ふだん、どんなときに、どんな注意をしているか、なぜ叱ったのか、なぜ誉めたのか、アットランダムに箇条書きしてみてください。そうすると、わが家の教育方針は何かが見えてくると思います。


家庭における教育で最も大切にしていることは何ですか。具体例を挙げてお話ください。

家事を手伝わせることです。息子が3歳になったときから、新聞を郵便受けから取って来る、食卓の配膳など、簡単なことから手伝わせました。5歳のときには、玄関と風呂の掃除、床の雑巾がけ、洗濯物の取り入れなどは親が言わなくても自分からすすんでやってくれています。歩いて5分の距離にあるスーパーには、ときどき一人で買い物をさせることもあります。「手伝い」というより、母親の仕事の一部を「肩代わり」させていますのでおおいに助かっています。



*「教育」というと、多くの保護者が「絵本の読み聞かせ」などを答えると思いますが、「家事手伝い」という点がユニークです。しかも「手伝い」ではなく、「肩代わり」と言い切っている点が面接官の注意をひくと思います。
*家事を手伝わせることの効用はいろいろありますが、あえて「〜のため」とか教育効果を言わないところがいいと思います。「親が言わなくても自分からすすんでやってくれる」「一人で買い物ができる」ということは、それだけ精神年齢が高いことを意味しています。それで十分です。


今の子どもたちに欠けていることは何だと思いますか

我慢だと思います。息子は一人っ子のため、どうしても過保護になりがちです。このため家庭の中では、子どもは主役ではない、自分の思い通りにはいかないことがある、ということを意識的に植え付けるようにしています。たとえば、親の話に子どもが割り込むようなときは、そのつど「今、お母さんはお父さんと大事なお話をしているのだから、待ちなさい」と厳しく注意しました。また、父親から呼ばれたときに、返事をしなかったり、何かをしながら返事をしたようなとき、あるいはふてくされたような態度をしたときは厳しく叱りました。



*どう答えるかは、ご両親の考えた通りでいいと思いますが、評論家になってはいけません。些細なことでもけっこうですから、具体的であることがポイントです。
*日常の子育ての中で、「欠けている点」をどう指導しているかも合わせて答える必要があります。
*頭はいいけれど、わがままで、傲慢で、ひ弱‥‥というのが、最近の子どもの特徴です。現場の先生方にとっては、こういう子は扱いにくいと思いますね。しかし「わがままで、傲慢で、ひ弱」かどうかは入試ではチェックできません。そうした「入試の弱点」を踏まえて答えてもいいと思います。


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