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『小学校受験 準備6か月 わずか20万円で合格した!』抜粋
●小学校受験の費用と準備期間は「受験適応力」で決まる


出題範囲が決まってない、合格基準が不透明‥‥そのような試験に挑むには、受験準備にとりかかる前に、まず、ゴールはどこかを見定める必要があります。つまり志望校を決めるのが先決です。志望校が決まっていない状態で受験準備をスタートするのは、ゴールがどこにあるかわからないままに走り出すようなものです。

 次にやるべきことは、わが子の「棚卸し」です。棚卸し等という言い方をすると、うちの子は商品ではないと叱られそうですが、子どもの発達の現状を客観的に確認することです。わが子は年齢相応に育っているのかどうかを、次ページ表1―1でチェックしてみてください。○△×の評価の目安は次のとおりです。

「○」は「できている」
「△」は「ほぼできている」「ときどきできる」「教えればすぐできると思う」等
「×」は「まったくできていない」「教えるのに苦労すると思う」等

 小学校受験は出題範囲のない試験と言いましたが、要するに、子育てのありようが問われているのです。年齢相応の思考力があるか、名前を呼ばれたらハイと返事ができるか、静かにしていなさいと言われたら、先生の指示をきちんと守れるか等、学校側はいろいろなテストを通してチェックします。

 ですから、左表のような項目について、「ほぼできている」「教えればすぐできると思う」という子どもと、「ほとんどできていない」という子どもの場合、受験準備はまったく違ってきます。幼児教室に通わせるとなると当然費用も違ってきます。

 試験間際に集中的に教えれば何とかなりそうな項目が多いと思うかもしれませんが、油断しないでください。大人と違って5歳6歳の子どもの場合、一夜漬けは効きませんし、一時しのぎはできてもすぐボロが出ます。最近の傾向として、各校とも「訓練された子の本当の姿」を見るために考査内容をいろいろ変えています。

「朝起きたらお父さんとお母さんになんと挨拶しますか?」
「おはようございます、です」
「夜、寝るときは何と言いますか?」
「お休みなさい、です」
「よくできましたね。では、ほかにどんな挨拶言葉を知っていますか?」

 このように次々と質問されると、一夜漬けの練習ではとても対応できません。挨拶言葉は一週間ほど特訓すれば間に合うと考えていては甘いのです。
 親子面接の際に、子どもを親から引き離して座らせる学校もあります。親が面接を受けている10分〜15分間の子どもの態度をチェックするのです。身体がグニャグニャしたり、足をぶらぶらさせたり、立ち上がって親のところに来てしまったような場合は、マイナス点を覚悟しなければなりません。10分間、姿勢を正しくして静かに座って待つ――というのは、身体のトレーニングで身につくことではなく、精神を含めた躾の問題で、学校はそれを確かめたいのです。
 


受験適応力チェック表
チェック項目

×
基本的な生活習慣は身についているか
●早寝早起き、規則正しい生活リズムなど
身の回りのことは自分でできるか
●着替え、脱いだ服をたたむ、洗面・歯磨き、部屋の片付けなど
家族の手伝いはするか
●食器片付け、洗濯物を干す・たたむ、小さな弟妹の世話など
挨拶はきちんとできるか
●「おはよう」「こんにちは」から「おやすみなさい」まで、はっきりと姿勢正しく
言葉遣いは正しいか 
●目上の人に敬語・丁寧語を使えるか「〜です、ます」
知的能力は年齢相応か 
●幼稚園・保育園の活動は円滑か
社会性は年齢相応か 
●幼稚園・保育園で集団生活は円滑か
運動能力は年齢相応か 
●通常の活動に加え、ボールやフラフープなどの道具を使った遊びもできる
素直な心で人と接することができるか 
●「ありがとう」「ごめんなさい」を相手の目を見て心から言える
人の話を注意深く聞くことができるか 
●特に大人、先生の話は集中して聞いて指示に従う

「○」は「できている」
「△」は「ほぼできている」「ときどきできる」「教えればすぐできると思う」等
「×」は「まったくできていない」「教えるのに苦労すると思う」等

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