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入試まで50日!
家庭学習だからこそ合格した
その理由と受験対策

その18


プロフィール
森村聡子 34歳。主婦。子ども2人。夫は大学病院勤務医。長女は地元の公立小学校から、中学受験をさせるために、3歳から早寝早起き、身の回りのことは自分でするなどの基本的な生活習慣を身につけさせる。その一方、「机で勉強する習慣」を定着させるために文字・数・形などのペーパートレーニングを主体にした家庭学習をスタート。

平成22年9月、首都圏地区に移転したのを期に、小学校受験を決意。入試までの準備期間は約50日。幼児教室からは、「今からでは・・」と入室を婉曲に断られたため、自力で競争倍率5〜6倍の難関校を受験し合格した。




入試を終えて…

私は、入試までの8週間を振り返ってみて、我が家の受験準備は、これをしたのが良かった、あれをしたから合格できた、ということではないような気がしています。強いて言えば、小学校受験のその先に視線が向けられていた、とでも言うべきでしょうか。

子供にはこれまで、いろいろな状況下で、「あなたはどうしたいの?」「なぜ、そう思ったの?」と自ら考えさせる機会を与えてきました。そのせいか、子供が5歳になる頃には、自分の考えのもと、行動してみようとする姿勢が表れるようになっていました。

模擬試験での話ですが、最初の頃、テストでの失点項目は、私がピックアップし、私の方から対策学習へのアプローチをしていました。

しかし、回数を重ねるにつれ、「○○問題ができなかったから、やり方を教えて」「△△問題は、私だけじゃなくてみんなも答えられていなかったの」などと、子供の方から学習への意欲を示したり、自分の置かれている状況や周囲の様子まで、きちんと理解していると思われる発言が、聞かれるようになっていきました。

「小学校受験は親の受験」=「子供は受験への意志を持たない」と思われている方もいるようですが、我が子の場合「試験に合格しなければ、○○小学校へは行けない。だから、絶対に試験に合格して○○小学校へ行きたい」という、明確な意思が存在していたと私は思います。そしてその意思があったからこそ、短期集中型の学習方法であっても、効率よく、最後までやり遂げることができたのだと思います。

また、一方で私は、習慣にしていた家庭学習を二次試験が終わった次の日から再開させました。受験準備に関しては「やれるだけのことはやった」との思いがありましたが、「これで終わった」とか「一段落した」という気持ちになることはありませんでした。

時おり受験は、合格することがゴールであるかのような錯覚を引き起こします。特に、「小学校受験のために勉強を始めた」「小学校受験のために幼児教室へ通い始めた」というケースでは、必死で受験準備をするあまり、いつしか本来の目的を見失い、「合格さえすれば何とかなる」「合格さえすればあとは楽ができる」との間違った考えに陥ってしまうのではないでしょうか。

私は、合格通知を頂いた時、「これからも頑張って行こう!」と思うことができました。もちろん、子供も同じ思いでした。合格をスタートラインだと捉えることができたのは、我が家にとって小学校受検が、家庭教育の延長線上にあったからだと思います。

志願校は、大学までの一貫校ですが、これから先、子供がそのエスカレーターにすんなり乗るとは限りません。たとえ親がそれを望んでいたとしても、どうするかを決めるのは、おそらく子供自身でしょう。

子供は、大きくなったら何をしたいのか、どんな大人になりたいのか…親は、子供が将来どんな人間に成長することを願うのか…私たちはこれからも、視線をそこから逸らすことなく、歩み続けていきたいと思います。





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