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幼児の話し方の特徴のひとつが、会話を単語で成立させようとすることです。
問「今日の朝、何を食べましたか?」
答「パン」
問「誰と一緒に朝ごはんを食べたのですか?」
答「お父さんと弟」
このような答え方では、小学校の入学考査は突破できません。「パンを食べました」「お父さんと弟と一緒に食べました」と、完全文(主語は場合によっては省略)で話さなければなりません。
面接ではこの点、つまり、単語だけの応答ではなく、なるべく完全な文で答えることができるかということをチェックしています。面接ではいちいち「それがどうしたのですか?」などとは聞き返しません。できていればプラス評価を得ますが、できなければマイナス評価がつけられるだけです。
我が家の子供たちがよく言った言葉に、「ミルク!」というものがありました。「ミルクちょうだい」の意味だといことはわかっていますが、「ミルク!」と言われただけでは、私は決して動きません。
もう一度「ミルク!」と聞こえたら、「ミルクがどうしたの?」と聞き返します。「ミルクが欲しいの。だから、ちょうだい」と子供が言えば、「わかりました。はじめから『ミルクちょうだい』って言えるよね?」と言い聞かせました。
同様のケースはいくらでもあります。「ご飯!」「靴下!」等々。「何が、どうだ」という構文にせずに単語だけを叫び、おまけに人にお願いごとをするのに、そのような言い方を認めるわけにはいきません。
家庭でできる対策としては、完全文で話すまで子供に言い直させることです。
母「今日は誰と遊んだの?」
子「ゆうたくん」
母「ゆうたくんと遊んだの、って言ってみよう」
子「ゆうたくんと遊んだの」
母「よく言えました。ゆうたくんと遊んだのね。何をして遊ん
だの?」
子「お砂場」
母「お砂場で遊んだの、って言おうね」
子「お砂場で遊んだの」
このように根気強く繰り返せば、「私(僕)は、ちゃんとお話しないといけないんだな」とわかってきます。子供でも繰り返し言い直させられることは好みませんので、「はじめからちゃんと言うほうがいいな」と思うようになります。そして、面接でもしっかりした構文で受け答えができるように定着するでしょう。
親が「これは絶対に身につかせたい」と思うことは、親自身が実践しつつ子供に根気よく教えることが必要だと思います。子供がすぐにマスターしないからといって根負けしてしまうと、子供たちは「なあんだ、やらなくていいんだ」と、あっという間にそっぽを向いてしまいます。
★キラッと光る瞬間
面接では、単語だけの応答ではなく、完全な文で答えることができるかということをチェックされています。
★家庭学習のポイント
親が「これは絶対に身につかせたい」と思うことは、親自身が実践しつつ子供に根気よく教えることが必要だと思います。
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