トップページへ



「聞かれるかもしれない100問」すべて添削します

*「一問一答添削講座」への入会時に、「面接の過去問260 ポイント解説&添削事例(保護者編約160問、子ども編約100問)」をお送りします。それを参考にして、保護者(親子)面接時に「聞かれるかもしれない100問」の回答文案をお送りください。全問添削します。

入会ご希望は こちらへ
 
Q本校を志望された理由をお聞かせください

★答え方のポイント
*受験校のホームページからの抜粋のような志望理由だと、「合格しても入学する気のない受験者」と誤解されます。お子さんの成績が合格圏内に入っていても、志望理由の曖昧さがお子さんの足を引っ張ることもあります。
*母親が考えた志望理由を父親が丸暗記して答えた場合、父親の志望校に対する熱意に疑問符がつくことは覚悟してください。
*志望理由に「父親の視点」がどれくらい盛り込まれているか。父親の熱意や本気度を示すバロメーターにもなります。
*父親の役割は「志望理由を決める」、この一点に尽きると言っても過言ではありません。合否は志望理由で決まるぐらいに重視してください 。
…………………………………………………………………
添削事例その1
(原文)
娘には優しさと知性を兼ね備えた女性になって欲しいと育ててまいりました。最近、90歳で亡くなった娘の祖父が「私の動かない右手を布団の中に入れてそっとふとんを掛け直してくれた」ことを病床で嬉しそうに話しておりました。心のやさしい、おもいやりのある子に育ったと喜びを感じております。私共は娘の小さな良い所を大切に育てたいと考え、小中高生活を「愛と奉仕の精神」を掲げられておられる御校で勉学をご指導いただけたらと、この度出願いたしました。
(添削)
*やさしく、思いやりにあふれたお子さんであることはわかりますが、この受験校 (園)の場合、多くの保護者が同じようなことを書いてくるとおもいます。「やさしさ」「おもいやり」だけでは面接官の印象に残りません。わが子はどんな子か、ひと工夫してください。
*受験校(園)のどこがよかったのか、わが子を通わせたいとおもったキメ手はなんだったのか、その辺が曖昧です。学校研究が不十分と誤解されます。
…………………………………………………………………
添削事例その2
(原文)
校長先生のお話のなかで、御校は女性として生き抜く力をそれぞれの成長段階で自然に身に付けることができる教育をされていると伺い、まさに私どもの理想とするところでございます。

(添削)

一問一答の場合は、具体的に答える。これが鉄則です。「女性として生き抜く力」とはどんな力なのか、「それぞれの成長段階」とは、「自然に身に付けることができる教育」とは・・意地悪な面接官だったら、その場で質問が出ます。「校長の話」は多くの保護者が志望理由に持ってきますので、面接官の印象には残りません。「なぜ、本校を志願したのか、具体的に、かつ簡潔に3つお話しください」と質問されたときにどう答えるか、その中にきらりと光る志望理由があるかもしれません。
…………………………………………………………………
添削事例その3
(原文)
小学校だけでなく中学、高校にも何度も足を運び、先生方のお話や生徒さん達の様子を拝見しました。ここの生徒さんたちのすべてが、先生や友達が大好きだということが本当に嬉しいと思っているのだということが伝わって来ました。
(添削)
見学したときの「感想」を述べたに過ぎません。受験校(園)のことをどれくらい理解した上で志願したのかが曖昧です。受験校(園)は小中高一貫教育を教育方針の柱の1つにしています。この学校の小中高一貫教育に触れていないということは、受験校(園)の研究不足と判断されます。なぜこの学校にわが子を通わせたいとおもったのか、そこをもっともっと突っ込んでお考えのうえ、具体的に答える必要があります。
…………………………………………………………………
添削事例その4
(原文)
礼儀や掃除など、日常生活における習慣を身につけ、健全な人格の成長をはかるという貴校の特色に感動いたしました。貴校での教育の中で、相手を思いやり人のために行動ができる力、素直でまっすぐな心を持ち謙虚であること、与えられた仕事を丁寧に最後までやりぬくことを身につけて欲しいと思い志望させて頂きました。
(添削)
「礼儀や掃除など、日常生活における習慣を身につけ、健全な人格の成長をはかる」ことが志望校の教育方針としてホームページなどに明記してあったのか、それとも学校説明会などで関係者から説明があったのかどうかはわかりませんが、「礼儀や掃除など、日常生活における習慣」は家庭で、ご両親がおやりになることだとおもいます。学校に丸投げされても困るのではないでしょうか。受験校の教育方針などをよく確かめてください。「貴校での教育の中で」以降ですが、ちょっと欲張り過ぎです。

 
Q(母親に対して)お父様のお話に何か付け加えることはありますか

★答え方のポイント
*志望理由は父親だけでなく母親も質問されます。両親の考え方が一緒かどうかを知るためです。
*父親の考え方と一緒であることを念押ししたうえで、あえて付け加えれば・・具体的に、ここがよかったから志願したと答えてください。

 
Q志望理由に関して、願書に書かれたことに付け加えることはありますか

★答え方のポイント
*父親が答えた志望理由が抽象的な場合、あるいは志望校の研究不足が明らかな場合、補充質問が出ます。「本校の教育方針の特徴を3つお話し下さい」「わが子を通わせたいとおもったキメ手はなんでしょうか」などの再質問に備えてください。

 
Q学校説明会にはご参加いただけましたか
Q本校の行事のどれに参加しましたか、感想をお聞かせ下さい

★答え方のポイント
*学校説明会や公開行事に出席したかどうかを聞いています。出席したのは今年だけか、その他の学校行事のどれに出席したのかを具体的に答えてください。その上で、感想を述べます。第一志望校の場合、学校説明会への父親の出席は不可欠とおもってください。父親の欠席はかなりのマイナス要因になります。
*父親が聞かれたばあい、「父親らしい視点」を盛り込むのがポイントです。

添削事例その1
(原文)
説明会や公開行事などを含めて8回ほどこちらにおうかがいしています。公開授業を何回か拝見しましたが、どの授業も子供たちが目を輝かせて先生の話を食い入るように集中していたことに驚いています。先生方も貴校のオリジナルのカリキュラムに誇りを持っている印象を受けました。また、廊下の掲示板には、上級生からの中学受験体験記が掲示してあり、中学受験へのバックアップ体制が素晴らしいと感じました。
(添削)
*8回も学校訪問をしていることで入学への強い熱意を面接官は感じたとおもいます。もし、もう一度学校訪問をする機会があったら、「中学受験体験記」に目を通しておいてください。
…………………………………………………………………
添削事例その2
(原文)
先日、家族全員で運動会を見せて戴きました。5,6年生の組体操の3段タワーや最後の全員での大きな技には、勉強も頑張り、運動も何でも全力で頑張っておられる御校の生徒さんの何事にも一生懸命な姿を感じました。また、ほとんどの競技が異学年と一緒のプログラムで、全員で応援し合い、力を合わせて挑む様子からは、御校が縦割り活動をさらに重視されていることの実践を感じました。応援団の高学年生がどの競技の際にも大声で全力で応援している姿も、普段から学年を超えて仲よく遊び活動をしていることの表れだと感じ、我が子もこのような異年齢の活動の中で人と関わる力、上下関係からの学びを得て欲しいと思っております。
(添削)
*けっこうです。「家族全員で運動会を・・」の箇所は志願者の熱意がストレートに伝わってきます。

 
Q本校にお子さんを通わせたいとおもったキメ手はなんでしょうか
★答え方のポイント
*願書の志望理由が抽象的な場合、この質問が出ます。志望校の理解がどの程度のものか疑問符がついています。具体的に2つ3つ答える必要があります。
 
Q他校は受験しますか、どこを受験しますか
Q本校は第一志望ですか
Q国立大学附属小学校を受験されますか、合格したらどうしますか

★答え方のポイント
*「どこを受験するか」と聞かれたら、実際に受験する学校を1〜2校を答えたうえで、「御校が第一志望です」と念押しをしてください。
*「本校は第一志望ですか」と聞かれたら、明確に「御校が第一志望です」と答えてください。これはマナーと割り切ってください。
*国立大学附属小に関しては、記念受験のつもりだったら、受験しないと答えてもいいでしょう。

 
Q校長の話はどんな印象をもちましたか
★答え方のポイント
*校長の話のなかで、共感した箇所、印象につよく残った言葉を添えることがポイントです。
 
Q本校を知ったきっかけは何ですか
Q本校の受験をいつ頃からお考えでしたか
★答え方のポイント
*「(本校を)知ったきっかけ」「受験をいつから考えたか」。この質問のポイントは、その後、どんな準備をしたかです。
 
Q本校の教育方針について、どうお考えですか
Q本校の教育方針の特徴を3つあげてください
Q本校のどういう点がお子さんに合うとお考えですか
★答え方のポイント
*この質問が出るときは、受験校の教育方針を十分に理解していないのではないかとおもわれた場合です。志望校は、明らかに「荒削りの子ども」「小さくまとまっていない子ども」が向いているのに、「他者への愛とおもいやりにあふれた」とか「世のため人のために貢献できる生き方」などと強調されると、教育方針が理解できていないと判断されます。このケースが意外と多いのです。注意してください。
 
Qこの場で本校の良さをお子さんに説明してください

★答え方のポイント
*家で練習したときは、父と子の言葉のキャッチボールがスムースにできたとしても、実際の面接では、お子さんはほとんどしゃべりません。お父さんが家で練習したようにもっとしゃべりなさいと言っても、お子さんはうなずくだけとなります。「はい」「いいえ」など一語で答えられない質問をお子さんに投げかけることがコツです。もう一つは、この試験は、子どもがいっぱいしゃべったほうが点数はいいとお子さんに説明してあげてください。聞き分けのできる年齢です。

 


「100問100答添削」ポイント&添削事例 保護者編その1
「100問100答添削」ポイント&添削事例 保護者編その2
「100問100答添削」ポイント&添削事例 保護者編その3
「100問100答添削」ポイント&添削事例 保護者編その4
「100問100答添削」ポイント&添削事例 保護者編その5
「100問100答添削」ポイント&添削事例 子ども編その1
「100問100答添削」ポイント&添削事例 子ども編その2
「100問100答添削」ポイント&添削事例 子ども編その3