――ペーパーテストの内容はむずかしいですか。
原 いや、6歳の子どもならこのくらいはできて当然というレベルです。それに前年度の試験問題を公開していますから、試験それ自体、むずかしいということはないと思います。
――面接では、どんな点に注意して見ていますか。
原 面接では、保護者に質問している間、一緒に聞いていられるかどうか、そして自分がお話をするときに、面接の先生の目を見て応答ができるかどうかが、特に大事なことでしょうね。
――幼児教室に通っていない子でも合格するケースはありますか。
原 毎年、何人かはいると思います。幼児教室に通っているお子さんの場合、テストの成績はいいし、面接の受け答えもきちんとしています。それはそれですばらしいと思いますけど、そういう訓練を受けていなくても、それができている子もいます。そういうお子さんの場合、しっかりした家庭で育っていることが推測できます。ほしい子ですね(笑)。
――面接ではどんなことを聞きますか。
原 志望理由、子育てに関することなどです。たまに緊張してシドロモドロになるお父さんもいますが、うまく言えなくても、本校に入りたいという熱意が伝わればそれで十分です。立て板に水のように滔々とお話いただくよりも、むしろ好感がもてますね(笑)。
――先ほどの先生のお話で、交差点でこの学校の児童を先に通してあげたら、みんながありがとうとお礼を言ったという話を聞いて、この学校にぜひ入れたいと思った、それが志望理由でいいですか。
原 かまいません。本校の児童を見ていただき、ここならわが子も通わせたいということなら、むしろありがたい話です。本校では高い学力・中学受験学力にも力を入れておりますが、心の育成にも同じように力を入れておりますので、そうした子どもたちの姿に好感をもっていただくことは本当に嬉しいことです。
――この親と6年間付き合うのは難しいと思うようなケースはありませんか。
原 そのような場合は考えさせていただきますが、今のところ、保護者で不合格にしたというケースはありません。みなさん、幼児教室などで練習していますから、服装や言葉遣いはきちんとしているし、面接での受け答えもほとんど問題ありません。本当の姿はどうなのかはわかりませんが‥‥(笑)。
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