――行動観察については、「待っている時間も評価対象になる」と案内していますね。
澤田 ええ。登校から下校まですべてについて、お子さんの様子を見させていただきます。緊張した場面、逆にリラックスした場面、それぞれどんな表情をみせるのかも見たいのです。
――行動観察では、どんな点をチェックしていますか?
澤田 先生のお話をしっかり聞いていないと、いろいろチェックが加わっていきますが、6歳までの家庭教育がしっかりしているお子さんは問題ありません。
――ペーパーテストは満点に近くても、行動観察で思わしくない場合はどうなりますか。
澤田 程度問題ですが、行動観察で減点がついたらむずかしいですね。逆に、行動観察が非常に光っていた場合、ペーパーでほどほどの点をとっていれば可能性は十分出てきます。ペーパーテストの成績がよければ入学後も成績がいいとは限りません。これから6年間なり12年間のうちに大きく伸びるかどうかは、そのお子さんが育ってきた家庭環境なり、どんな育てられ方をしてきたかに大きく影響されると思います。そういう意味では、ペーパー以外の要素をしっかり見させていただくということになります。
私どもの場合、試験の時間が長いことが特徴です。3時間ぐらい学校にとどまっていて、その中でペーパーや制作、運動、行動観察のテストを受けます。3時間もの長い時間、ずっと緊張したままというお子さんはほとんどいません。幼児教室などでいくら指導されていても、何かの拍子にふっと本来の姿が見えます。ですから、合否には許容範囲というものがあって、多少、成績に凸凹があったとしても、素質的に光っているものがあれば受け入れたいと思っています。
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