面接対策30回●面接で何を知りたいのですか?

成蹊小学校校長 金納善明さん

――親の面接は、合否にはどの程度影響しますか。
金納 申し訳ないけれども、それは公表していません。ただ面接で、受験用の洋服でなければ不利になるようなことはまったくありません。

――両親面接は、両親のうちどちらか一人でも大丈夫ですか。
金納 もちろん仕事が忙しくて面接に来られないお父さんもいますし、シングルマザーで受験される方もいます。いろんな方がいますが、それはまったく問題ありません。母親が仕事をもっていると不利といわれていますが、成蹊の場合、全然そういうことはないし、現にそういう方がいらっしゃいます。

――校長も面接に立ち会いますか。
金納 いえ、私は面接には立ち会いません。私どもの学校は、全教員が分担して面接をします。受験者が900人と数が多いですから、校長が一人で面接するのは無理です。約30人の教師がグループに分かれて面談をします。

――大勢で面接をするとなると、評価の仕方は当然客観的なものになると思いますが、態度とか言葉遣いとか、評価項目はたくさんあるんですか?
金納 いや、そういうものはないですよ。最初に申し上げたように、面接をするのは、お母さんやお父さんにお会いしてお話をお伺いして、といっても10分足らずの時間ですから突っ込んだお話はお伺いできませんが、それでもどんな考えでお子さんを育ててこられたか、なぜ成蹊がいいと思ったのかくらいはお話いただけます。

本当に入りたいのかどうかの熱意も伝わって来ます。それがわかればいいというのが面接の目的ですから、ドアを開けるときにノックしなかったとか、姿勢がどうのと、そんなことをチェックするための面接ではないのです。

――手を膝の上に置くとか身体をグニャグニャさせない、返事をするときは先生方の目を見てはっきり答えるなど、その辺はノーチェックですか。
金納 程度問題じゃないですか。面接には一定の約束事というか決まりがあって、それに外れたら減点する、あるいは不合格にするということはありません。自然体で、平常心でやっていただければ十分です。その中で私どもが、本当に成蹊にお子さんを入れたいと思っていらっしゃるんだと確認できれば、私どもはそれで十分です。

そもそも、面接で保護者の方を評価しようとは考えていません。むしろ、面接というのは、学校がチェックされる場だと思っています。大半の教員が面接を通してご父母にお会いして、お話をお伺いしていますが、逆に、それぞれの教員を通して学校がチェックされているわけです。

面接は、学校を知っていただく一番のチャンスなんです。そういう気持ちで面接に臨むようにしています。ですから、面接にそんなに神経を使う必要はありません。教員のほうがテストされているんだと、平常心で臨んでください。
(『平成20年度 お入学の本 首都圏版』より抜粋)

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