夏休みも後半に入りました。準備は順調に進んでいるでしょうか。ペーパー対策の進捗状況はチェックしやすいのですが、それ以外の項目に関しては如何でしょうか。念のために、以下のような項目について注意深く観察してください。ふだんはできていなくても試験になったらデキると油断しないようにしてください。きちんとできていても親の見ていないところではどうなのか、その辺のチェックも必要です。
「衣類の着脱は自分でできるか」「脱いだ靴をきちんと向きを変えて揃えられるか」
最近の入試傾向として、基本的な生活習慣がきちんと身に付いているかどうかをチェックする学校が増えています。試験のときに「デキる」と「習慣として身についている」の違いはすぐわかるようです。
「自分勝手なところがあるか」
自分勝手な行動か、そうでないかは子どもにはわかっていません。そのつど教えるしかありません。目の前においしそうなお菓子があればすぐに手を出します。興味があるゲームはすぐ始めようとします。試験官の説明が終わる前に話し出したり動き始めるのはマイナス点となります。「待つ」ということを教えるだけでもずいぶん違います。
「大人から話しかけられたらきちんと受け答えができるか」
近所の人に出会ったときに、親が丁寧に挨拶をするところを子どもに見せてください。買い物に行ったら、レジの精算を子どもにやらせてみるのもいい方法です。「大人と相対する」という場面を何回も経験しておくことが大切です。ポイントは「慣れ」です。
「相手の目を見てはっきり答えられるか」
子どもからみると、大人は巨大で恐い存在です。初めて会った大人に話しかけられたら萎縮して声が小さくなったり下を向いて答えたりするのは当たり前です。慣れるしかありません。「返事をするときは相手の目を見る」ということを習慣づけてください。
「丁寧語は使えるか」
「です。ます」がきちんと言えれば十分です。幼稚園の名前を聞かれて「○○幼稚園!」と元気よく答えた子どもの評価が分かれたケースがあります。大人と話をするときは「です。ます」で受け答えをしたほうが無難です。
「立つ・歩く・座るは正しい姿勢か」
きちんと躾られているかどうかを見分けるポイントは「立つ・歩く・座る」だそうです。食卓についたらすぐ食べ始めるのではなく、1〜2分間、両手を膝に置き、背筋をピンと伸ばして待たせるようにしてください。食事以外のときでも正しい姿勢で待っていられるか。体がグニャグニャしていないか、すぐに座り込もうとしないか、椅子に腰掛けたときに前屈みになっていないか、足がブラブラしていないか、両手は膝においてあるか、いろいろチェックしてください。「正座で待たせる」という学校も何校かあります。正座の練習もしておいてください。
「未経験の出来事にどんな態度を示すか」
「電車の中で切符をなくしたらどうしますか?」と質問した学校もあります。知らないこと、経験したことがないことを聞かれたときにどう返事をするのかも教えておいてください。わからないときは、すぐ「わかりません」と答えるのではなく、考えてから答えることを習慣づけてください。電車の中で切符をなくした例でいうなら、「どうしたらいいと思う?」とまず考えさせてみる。いろいろ考えさせ、答えさせて、「駅員さんに相談する」というところまで話を続けます。いろいろな場面を設定して練習してみるのも役に立ちます。考える力がつくだけでなく、会話力も身に付きます。
志望校によっては、上記以外にもチェックしておきたいことはたくさんあると思います。入試本番までまだ2か月あります。ご両親が手をかければかけた分だけお子さんは吸収してくれます。
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