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よくあるご質問


*何か疑問がありましたら、お問い合わせください。幼稚園・小学校受験に関することなど、何でもけっこうです。お問い合わせはこちらへ。








「願書の書き方」講座では父親が願書を書いたほうがいいとありましたが、夫は字が上手ではないことと、そもそも子どもの受験にはそれほど乗り気ではありません。毎晩11時過ぎに帰ってきて、倒れ込むようにして布団に入る姿を見ていると、「わが家の教育方針」を話し合うなどということは不可能です。たまに早く帰ってきたときに相談しても「君の思った通りに書いてくれ」と親身になって相談に乗ってくれません。子どもの受験に無関心というわけではなく、彼なりに真剣に考えてはいるようですが、小学校受験がどういうものかが理解できていないようです。無理を押してでも夫に願書を書かせたほうがいいでしょうか。




*父親が子どもの受験に本気で取り組むようになるのは、幼児教室の模擬面接を受けてからというケースが多いようです。「志望理由」や「家庭の教育方針」などを聞かれて答えられなかったのがキッカケとなるようです。小学校受験は子どものテストの成績しだいと思いこんでいるため、父親は面接のときに失敗しなければいいと軽く考えているのかもしれません。早いところでは6月、多くの場合、7月にはいると模擬面接が始まりますから、それまで待つというのも一つの方法です。

*「字がヘタ」というのは、よほどのことがないかぎり、気にする必要はまったくありません。「書き殴ったような字」は論外ですが、一字一字、一生懸命に書いた文章というのは、見ればわかります。

*どうしても願書を書くのは嫌だとか気が進まないというときは、これはやむを得ません。母親が書くしかありませんが、志望理由は父親に質問するケースが圧倒的に多く、妻が書いた志望理由を丸暗記した場合、突っ込まれる可能性があります。十分に話し合ってください。

*「そもそも子どもの受験にはそれほど乗り気ではない」とありますが、これもあまり心配する必要はありません。本番の面接ではソツなく切り抜けてくれるはずです。結婚式以外に背広を着たことがなく、また、改まった席で敬語を使ったことは記憶にない‥‥というあるフリーのカメラマンの場合でも、「夫の面接は完璧でした」と奥さんが感激していたケースもあります。父親というのは、イザというときは本気になります。「まだオレの出番じゃない」と思っているのかもしれません。



近くに幼児教室がなく、また、経済的な事情もあって、家庭学習だけで小学校受験をさせたいと考えていますが、幼児教室の指導を受けずに合格する可能性はとても低いと聞いています。無謀な挑戦でしょうか。


小学校受験は大変なことと思っているようですが、そんな大袈裟なものではありません。ぜひ、挑戦してみてください。というのも、受験準備の中でムダなことはほとんどないのです。ムダどころか、かりに公立の小学校に入学させたとしても、私立受験のための準備のすべてがお子さんの成長に大きく役立つからです。

私どものホームページに「子どものお受験力チェックリスト」があります。いくつかのチェック項目を紹介すると、早寝早起きの励行、三度の食事をきちんと食べさせる、自分の身の回りのことは自分でできるようにする、おはようございます、お休みなさいなどの挨拶が言えるようにする、大人から話しかけられたら「です・ます」で答えられるようにする‥‥といったことです。受験するしないにかかわらず、こういったことはできたほうがいいですね。

ペーパー問題についても、そんなにむずかしい問題は出ません。今年4月から年長になる知り合いの子ども(女児)に対して、試しに50問のペーパー問題を解かせたのですが、初めてだったにもかかわらず半分は簡単にできました。残りの半分は2〜3回の練習でできるようになると思います。ふつうの育て方をしていれば何も問題はないのです。

家庭学習だけで受験する場合、集団行動が心配だと思いますが、すでに保育園や幼稚園で集団生活を体験しています。それ以外に特別なトレーニングが必要というわけではありません。ただ、保育園や幼稚園では、あまり厳しい指導はしていないと思います。先生の指示をきちんと聞いているか、自分勝手なことをしないか、友達をいじめるようなことをしていないか、些細なことで泣き出すようなことはないか、みんなの前でお話をしたり、歌をうたったりできるか、集団の中に入ったときのわが子はどんな子かをしっかりと見極める必要があります。

お子さんのことよりも、むしろ大変なのは、親御さんです。要するに、試験では子育てはこうありたいというものが問われるのですから、ご両親、とくにお母さんの負担が大きいと思ってください。早寝早起きを実行するといっても、大変なことです。共働きの家庭では三度の食事をきちんとつくるのも、なかなかできることではありません。家事を手伝わせるといいとわかっていても、実際に、お子さんに手伝わせるとなると、これもたいへんなことです。お母さんの負担を考えると、幼児教室に通わせているかいないかは、そんなに重大なことではないのです。

なお、弊社発行の『小学校受験 準備6か月、わずか20万円で合格した』と『小学校受験 家庭学習だけで合格する!カリスマ教師のノウハウ』をご覧になってください。参考にしていただけると思います。




南山大学附属小学校の2年生編入2次試験(親子面接)を目前にしています。塾には通っていません。面接対策を教えてください。




「対策」などと大袈裟に考えないで、お子さんには「校長先生とお話をしに行く」くらいの軽い気持ちで面接を受けさせてください。これを言ってはいけない、こういうときはこう言いなさいなどとプレッシャーをかけないことが大切です。ただ、2年生への編入試験ですから、お子さんが志望理由を聞かれる可能性もあります。どう答えたらいいかは練習しておいたほうがいいでしょう。

お子さんの面接対策は、「元気良く」がポイントです。知らない大人と話をするときに、小さな声になるようでしたら、「大きな声で話をするように」ぐらいは注意してもいいでしょう。コツは語尾をはっきりしゃべることです。お子さんの姿勢もチェックしておいてください。座ったとき、立ったとき、歩いているとき、背筋がピンと伸びていると印象がよくなります。

お子さんへの質問に関しては、ご両親はノータッチとしてください。お子さんに質問しているときの試験官の視線はご両親に注がれています。お子さんが何を答えようとも口出しをしない、これがポイントです。お子さんがじっとしていられなくてモゾモゾ動き始めるようだったら、お子さんの膝を軽く叩いて注意を促す程度にしてください。

ご両親については、志望理由、家庭の教育方針は必ず質問されると思って準備しておいてください。練習なしで大丈夫と思っていても、イメージ通りに答えるのはなかなかむずかしいものです。とくに、しゃべり過ぎに注意してください。もっと言いたかった、アレも言うべきだったと後悔するくらいでちょうどいいのです。言いたいことが手短にまとめられなかったときにしゃべり過ぎるケースが多いようです。要領よく、端的にまとめるには練習するしかありません。

面接対策は、受験を思い立ったらすぐスタートしたほうがいいのです。それほど大事なことですが、直前になってできることはただ1つです。私達は、これこれの考え方で子どもを育ててきました。どうぞ、存分に見てやってくださいと自信をもって売り込んでください。



東京に引っ越してきたのは今年4月です。秋に受験を控えています。志望校は2〜3校ありますが、家から近いか、安心して通学させられるかどうかを基準に志望校を選びたいと考えています。志望理由をどう書いたらいいかわかりません。


Bコース(願書添削)会員の皆様へ

願書の書き方に関するお問い合わせをいろいろといただいています。志望理由については、このホームページの「願書の書き方講座」でもたびたび申し上げているように、志望校の教育方針との一致にはあまりこだわらないようにしてください。どうしても志望理由が抽象的になります。皆さんが同じようなスタイルで書きますから、新鮮味がありません。学校側には「見飽きた願書」なのです。

どんな考え方でお子さんを育ててきたのか、どんな人間に育ってほしいのか、わが家の特徴は何かを書いてください。最後に、「だから、御校を志願いたしました」だけでいいのです。志望校の教育方針との一致は「付け足し」ぐらいに考えてちょうどいいかもしれません。

志望理由の欄にどんと家系図を書いたケースがあります。「わが家の家系はこうです。だから御校を志願しました」これも立派な志望理由です。「300年続いた老舗です。息子に後を継がせます。だから御校の一貫教育のもとで学ばせたいと思って志願しました」でも学校側には通じるのです。

願書は面接の質問材料と割り切ってください。質問したくなるような志望理由や家庭の教育方針になっているか、そこがポイントです。試験官は、よほどのことがないかぎり、志望校と家庭の教育方針との一致にはあまり興味をもっていません。

どう書いていいかわからない‥‥というときは、とりあえず、思ったとおりのことを書いて送ってください。文体や内容、字数にはこだわらなくてもけっこうです。


願書の添削指導を受けていますが、志望理由のほかに子どもの長所短所など項目数としては数項目あります。各項目ごとに何回くらい添削していただけるのでしょうか。


項目数に関係なく、また、添削の回数には制限はありません。願書の提出までおつき合いします。書くことが苦手という場合は、箇条書きでもけっこうです。遠慮なく、何回でもお送りください。

添削のご依頼が多くなっています。中1日でお返ししていたのですが、9月に入ってからは中2日の期間をいただくケースもあります。お含み置きください。


平成16年生まれの男の子です。一人っ子です。将来、小学校受験に挑戦したいと思います。受験対策は早いほうが子どもに負担をかけないと思います。今から御社の本で勉強したいと思っています。


お子さんは2歳ちょっとですね。かわいい盛りですね。うんとかわいがってあげてください。そして子育てをたっぷり楽しんでください。それが今この時期の受験対策です。

『小学校受験ここまでやれば大丈夫!』の基本編と試験問題編をご希望ですが、お読みになっても、「なるほど、小学校受験とはこういうものか、こういう世界か」という程度にとどめてください。これらの本を読んで、すぐお子さんに何かを教え込んだりしないでください。

版元の人間が、本なんか読まなくてもいいですよ、といわんばかりのことを申し上げたようですが、受験対策を2歳の子どもに始めるのはまだ早いと思います。

ある小学校で、5〜6人の子どもに、「森の中からいろいろな声が聞こえてくるけど、この音は何か、わかった人は手をあげて」という問題が出たことがあります。こういう問題に対応するには、まず、初めてみる大人(試験官)の話を聞き取り、質問の意味が正確に理解できなければなりません。また、たくさん遊んでいることが必要です。そして、ここが大事なことですが、答がわかったら、恥ずかしがらずに手をあげて、はっきり言えなければなりません。わかっていても、手を上げなければ点のつけようがないのです。

ペーパーテストだけでなく、「なぜ、この答が正しいと思ったのか」と、試験官がその場で質問するという方法を取り入れた学校もあります。たとえ答が正しいとしても、きちんとした受け答えができないときはマイナス点がつくかもしれません。この方式を取り入れた学校の校長先生に聞くと、「答が正しいかどうかよりも、なぜ、そう思ったのか、自分の考えていることをきちんと言えるかどうか、そして答えるときの態度や言葉遣いもチェックしています」と言っています。

今、この時期、どんな子育てが必要なのか、ご理解いただけるかと思います。



関西地区の場合、私立小学校が相次いで設立されましたが、入試にどんな影響が出ますか? 志望校の場合、例年ですと、定員ギリギリという状況です。今年は入りやすくなったとみていいですか?


私立小学校の新設ラッシュ――一見、受験する側には朗報のようですが、そうではありません。逆の現象が起きて当然ということも、いちおう頭に入れておいてください。ある校長との一問一答です。
――今年は合格者が定員割れする恐れはありませんか。
校長 あり得ます。
――合否の基準を緩めますか?
校長 いや、それはありません。一定の基準に達していなければ、たとえ定員に満たなかったとしても不合格にします。私学ですから、定員割れは何としてでも避けなければいけません。しかし、合格基準に達していない子を入学させた場合、教育の質の低下という大きな問題を抱えることになります。我が校を受験した保護者の多くは、私学の教育環境に期待して応募していただいています。もし、わが子の隣の席に合格レベルに達していない子が座っているかもしれないとなったら、どう思うか‥‥。保護者のご期待に添えないことになります。ですから、定員に満たないとしても、合格基準を緩くすることはあり得ません。むしろ、今は、より優秀な子を確保する方向で合格基準を見直すことを考えています。
――どういうことですか?
校長 子ども本位で合否を決めるということをより徹底するつもりです。もし、子どもの成績が同点でどちらかを不合格にしなければならないという場合であれば、何らかのコネがあるとか保護者が我が校の卒業生であれば、どうしてもそちらが有利になりますが、そうした配慮はしないということです。ご両親が本校の卒業生で、この学校のよさを充分わかっているからこそ、わが子を受験させたという場合であっても有利な扱いはしないということです。ビジネスと違って、教育の世界は結論が出るのは十年二十年先になります。目先の定員確保に目を奪われるのは、自らの首を絞めることになると考えています。

この校長のコメントを「建前」「きれいごと」と受け止めるのは感心しません。学校関係者の子弟のほうが安心できるなどというほど、なまやさしい時代でありません。優秀な子、それも何のコネもなく合格できる力をもった子をどれだけ確保できるか、学校が生き残れるかどうかはその一点にあると言っても過言ではありません。それだけに各校とも入学試験にはきびしい姿勢で臨んでくるのは必死とならざるを得ないということです。



受験が終わったので、会員登録を抹消してほしいのですが‥‥


電話かメールもしくは葉書でご連絡いただければ、入会時に教えていただいた個人情報(氏名・住所・メールアドレス・電話番号)はすべて抹消します。



小学校受験に関するサイトはいろいろありますが、蔵書房のサイトの特長は何ですか?


出版社のサイトですから、いろいろな立場の人の意見なり考え方を読者に提供できるという点にあるのが特徴の一つです。この「いろいろな立場の人の意見や考え方」をひっくるめて紹介できるというのが、小学校受験の世界ではなかなかむずかしいのです。というのも、小学校受験に関するサイトはたくさんありますが、それぞれサイトの管理・運営者には「立場」がありますから、たとえば、幼児教室のサイトでは、いろいろな幼児教室の先生方の考え方や指導法を紹介するというわけにはいきません。また、校長先生方に話を聞いて記事をつくるというのも、なかなかできにくいのです。かつては「幼児教室でトレーニングされた子は困る」と考えている校長先生もいましたから、幼児教室が運営するサイトに校長先生が登場することはあり得なかったのです。それに、インタビューをするには、専門的な取材・執筆の経験がないとむずかしいのです。その点、私どものサイトは、編集者もライターもいますから、中立的な立場でいろいろな情報を読者に提供できるというメリットがあります。



「お入学の本」に掲載されていた幼児教室でトラブルがあり、たいへん不愉快な思いをしました。信用していたのに‥‥。


「お入学の本」への記事掲載の際には、原則として、幼児教室の責任者の方にお目にかかっています。何らかの事情があって、お目にかかれなかったとしても、電話でお話をするとか、記事を作成するときには、いろいろな資料をお送りいただいています。その過程を通して、不自然な部分があればお伺いし、どうしても疑問が解消できなかった場合は記事の掲載を遠慮してもらっています。また、今回のように、「お入学の本」に掲載された幼児教室との間でトラブルが発生した場合、保護者の方と幼児教室の双方からお話をお伺いした上で、保護者の誤解を解く場合もあるし、逆に、次年度の記事掲載をお断りするケースもあります。今回は、幼児教室の責任者から、「ご説明が不十分。真意がお伝えできなかった」という回答がありましたが、○○様が不信感を持たれたのはやむを得ないケースだったと思います。版元としてもお詫び申し上げます(なお、このケースでは次年度の記事掲載をお断りしています)。



○○校の場合、合格者の大半は縁故だと言われていますが、何もコネがないと合格は無理でしょうか。



たしかに、お問い合わせの「○○校」の場合、合格者の9割は何らかのコネがあると指摘する関係者もいます。志望校は○○校だと言ったら、幼児教室の先生からコネはありますかと聞かれた保護者もいます。「○○校」に多くの合格者を出している幼児教室に聞いたところ、その教室の合格者の半数は何らかのコネがあったとのことです。また、「○○校」に息子さんを合格させたある父親の話では、「明らかにコネなしで合格したのはクラスの中で2〜3人だけ」と話しています。ですから、○○校に限らず、コネがあったほうが有利であることは事実でしょう。でも、コネがまったくなくても合格しているケースはたくさんあります。それも意外と多いと思います。というのも、不合格になった場合、「お子さんの力不足が原因です」というより、「○○校はコネ入学が多いから」と慰めたほうが、保護者は傷つきません。ですから、コネ入学があることは事実ですが、実態以上にふくれあがっているのが実情だと思います。そもそも、コネ入学の比率が多ければ多いほど、生徒の質は低下します。コネ入学は自らの首を絞めるようなものです。少子化を見据えたとき、実力だけで合格する優秀な子どもをどれくらい確保できるか、それが学校経営を左右することを一番よく知っているのは学校なのです。コネの有無に一喜一憂する必要はありません。



幼児教室選びに迷っていますが‥‥


このところ、幼児教室選びに迷っているというお便りをたくさんいただきます。体験授業を受けて、その日のうちに入室を決めたという人も少なくないのですが、やはり3〜4教室の体験授業を受けた上で決めるという例が多いようです。

何人かのお母さんの話を紹介します。
●「1時間の間、私語は禁止。身体がグニャグニャしたり、よそ見をしている子はすぐ注意されました。また、子どもが発言したことに対して、○○ちゃんはこう言いたかったのねと子どもの発言を修正するような指導法でした。型にはめるというか、こうしなさい、ああしなさいという指導法はうちの子には合わないと思いました」
●「5〜6教室の体験授業を受けましたが、どこも合わないと思いました。ある教室に決めたきっかけは、こちらの話をよく聞いてくれ、その上で、お互いの考え方をすり合わせるという指導法でした」
●「ほかの幼児教室と違っていたのは、娘を丸ごと受け入れてくれた点です。受験にマイナスになるのであれば、たとえそれが娘の個性であっても直そうとするのが、ほかの幼児教室の指導法ですが、この教室の場合、短所も個性の一つだから無理に直す必要はない。長所は伸ばしてあげて、短所は見守るだけでいいと言ってくれました」
●「いろいろと習い事をしていました。多くの幼児教室では受験が終わるまで習い事はやめるようにいわれましたが、この教室では、本人が続けたいというならやめさせる必要はないと、押しつけるようなことがまったくなかったのが好感をもてました」
●「お子さんはこういうところがいい、ここを伸ばしてほうがいいなど、具体的に指摘してくれました。どれも的確でした。どんな授業をしてくれるかよりも、娘をそのまま受け入れてくれるかどうかで教室を決めました」

子どもに合った指導をしてくれるかどうか――これが、幼児教室選びのポイントです。まだ就学前の幼児です。「右向け右」式の指導法は早いかもしれません。紹介したお母さん方も、「ああしなさい、こうしなさいという指導法は、うちの娘には合わない」「娘を丸ごと受け入れてくれた」「どんな授業をしてくれるかよりも、娘をそのまま受け入れてくれるかどうか」という視点で教室を選んでいます。
お子さんがどんな性格の子どもであり、どんな教え方をしたらいいかをいちばんよく知っているのは、お母さんです。お母さんが、ここなら大丈夫と思ったら、そこに決めていいと思います。

「あの教室に通わせたから○○校に合格した」「○○先生は教え方がうまい」「近所の○○ちゃんが合格したのは○○先生のお陰」など、いろいろな噂や評判を耳にすることが多いと思いますが、お母さんご自身の目と耳で確かめてください。そして、ご自分の直感を優先してください。そのほうが確かです。
ついでに、体験授業の後、お子さんの意見を聞くお母さんが少なくないのですが、あまり参考にはしないでください。お子さんは、よほどのことがない限り、ここはイヤだとは言いません。幼児教室の先生方はプロです。ここはイヤだとか、あの先生はキライだなどといわせるような教え方はしません。念のため付け加えます。



将来、小学校受験を考えていますが、何か入門書を紹介してください。


これから受験準備を始めるお母さん方から、どんな本を読んだらいいかというお問い合わせをいただきます。小学校受験に関する参考書はたくさん出版されていますが、もっとも役に立つ本は何かといったら、出版社の人間がこういうことを言うのはヘンですが、「体験談」です。私どもでも、『ママ、合格した!』という本を出版していますが、読者からの反応がいちばん多く寄せられているのも、この本です。
この本に登場するのは、こういうお母さんとお父さんです。

●「2歳の男の子を背中におぶって、年中の次女の手を引いて、長女を幼児教室に通わせました」
●「子どもは、最初から最後までスランプのままで、絶好調という状態は一度もありませんでした」
●「主人が子どもの受験に熱心じゃなかったことが救いでした」
●「何とバカげたことをするのか、小学校受験にはそういうイメージをもっていました」
●「勉強はすべてゲーム感覚でした。合格が決まった翌朝も、子どもは『パパ、点図形やろうって』言ってました」
●「私の仕事は9時から夕方6時までです。その間、子どもは保育園に預けていましたが、保育園育ちは受験に不利といわれていました」
●「ペーパーは教室の先生にお任せしました。私が教えたら叱ってしまいますから」
●「どうして同じところを何度も間違うのって、ずいぶん叱りました。そのつど、二人のお兄ちゃんが、今日はそのくらいにしてあげてと妹を庇うんです」
*この本がなぜいいかというと、この本に登場するお母さんお父さん方が「ふつう」だからです。こう申し上げたら失礼かもしれませんが、10人のお母さんお父さんは、「完璧なママ・パパ」ではありません。小学校受験に偏見をもっていたり、感情的になってお子さんを叱り飛ばしたり、ご主人はまったく協力してくれなかったり‥‥まさに、読者と等身大のママとパパです。だからこそ、「そうよね、理屈通りにはいかないわよね」と共感していただけるのだと思います。読者からは、「受験準備を始める前に読みたかった」「自信がもてた」というお便りをいただいています。ぜひ、お読みください。



幼児教室が公表している合格実績は水増しが多いと聞いていますが、実際はどうなんでしょうか。


ホントの話かどうか知りませんが、幼児教室が公表している合格数を合計したら、首都圏の私立校の募集定員をはるかにオーバーしていたようです。でも、「お入学の本」に掲載している幼児教室の合格実績については、水増しをしている教室はほとんどないように思います。というのも、「お入学の本」は平成4年度から発行しており、大半の教室が毎年記事を提供してくれていますが、不自然な数字はほとんどありません。ただし、会員以外の子どもの合格実績を、たとえば夏の特別講習や合宿だけに参加した子どもを含めて公表しているケースはあります。また、過去の合格実績を含めている場合もあります。そうしたこともあるとご理解ください。ですから、特別な理由がないかぎり、幼児教室を選ぶときに合格実績にとらわれる必要はあまりないと思います。ただ、募集人員の3分の1近い合格者を出すという「特定の学校に強い教室」があります。この場合は、過去に出題された入試問題の分析やその学校の校長に講演を依頼するなど、合格のノウハウをもっています。なぜ、特定の幼児教室からの合格者が多いのかを校長先生に聞いたこともありますが、入試の際に、どの教室に通っていたかは聞きませんから、たまたま合格者が多かったに過ぎません」という返事でした。



私は中学から私立です。母校の附属小学校を受験させたいと考えていますが、主人が積極的に賛成してくれません。両親の考え方が違っているのは大きなマイナスと聞いています。どうしたらいいでしょうか。


「どこのお父様も最初は同じです。でも、小学校受験とはどんなものかがわかり、そして幼児教室でわが子がどんな授業をうけているかをご覧になれば積極的に協力してくれるようになります。心配は無用です」というのが、幼児教室の先生方のアドバイスです。まあ、そういうことですが、ややこしいですね、父親というのは。
なぜ、多くの父親たちは小学校受験に積極的に賛成しないのかというと、要するに、小学校受験というものを知らないためですが、もう一つ、お母さん方に知ってほしいのは、女親と男親には子育てに対する考え方にズレがあることです。ヨチヨチ歩きを始めた子どもの前に小石があれば、母親の多くは、その小石を取り除いてしまいますが、たいていのお父さんは小石に躓いて転んでもいいと思っています。ちょっとぐらい痛い目にあったほうが、次からは注意するようになるとわかっているからです。わが子が幼稚園でいじめられていれば、母親は血相を変えてわが子を庇いますが、父親の場合、いきなり飛び込んでいくようなことは少ないでしょう。しばらく様子を見た上でいじめっ子からわが子を引き離します。その場合でも、いじめっ子を叱るようなしないかもしれません。我が家を一歩外に出ると、いじめっ子もいるよということを身をもって知ってほしいと考えているからです。どちらがいい悪いという問題ではなく、男親と女親にはこの違いがあるのです。

それから、ひょっとするとこれが小学校受験に賛成しない本当の理由かもしれませんが、わが子が世の中に出たときに本当に必要なものは学歴ではないということを父親はよくわかっています。学歴は必要ないと思っているのではありません。むしろ、その逆だと考えていると思いますが、ただ、小学校に入る前から受験勉強をさせ、小学校に入ってからも塾通いをさせ、それでも確実に東大に合格するなら、幼児期から英才教育でも何でも受けさせてもいいと思っているのです。しかし、卒業証書が通用する大学に入れるのはほんの一握りです。それが現実なら、せめて幼児期はのびのびと育ってほしい‥‥というのが、大方の父親というものです。

腕白でもいい。元気に育ってくれれば‥‥これが男親の子育てに対する原風景です。都会で子育てをしなければならない父親にとっては、「憧れ」といっていいかもしれません。就学前の子どもに必要なのは私立受験のための準備ではないのです。この辺の男親の心理はお母さん方には不可解かもしれませんね。

いずれにしても、最初から小学校受験に賛成する父親は少ないのが現実です。受験を思い立ち、幼児教室を探し出し、志望校を決めるのも、お母さんがリードして、ご主人は決まったことに対して、「了解する(反対する理由がないから反対しない)」というのが現実です。小学校受験に対する誤解や偏見がその原因ですから、幼児教室の授業を見学すれば考え方を改めてくれると思います。幼児教室に通うようになったら、お行儀がよくなったとか、新しい言葉を覚えたとか、お手伝いをするようになったことに驚いて、積極的に協力してくれるようになったというのが、もっとも多いパターンです。あまり心配しないでください。