お子さんを通わせている幼稚園が、たまたま志望校の近くにあって、登下校中の児童がとてもお行儀がよかった。家も近いことだし、わが子もここに通わせたいとお考えになったとおもいますが、もう少し大きな視点からの志望理由はないでしょうか。受験校は開校してまだ10年未満という新設校です。面接官としては、本校のどこに魅力を感じてわが子を受験させようとおもったのか、そこを知りたがっているはずです。
たとえば、小中高大の一貫校であることも、応募者には魅力の1つと感じてほしいとおもっているはずです。ほかに独自のカリキュラムはないか。
志望校の魅力を2つ3つ、触れたあと、まだ文字数に余裕があれば「生徒様との出会いが貴校を志願するそもそものきっかけは・・」とつづけたほうが、学校研究を積み重ねたうえでの志望であることが推測できます。「生徒様」は「児童」にしてください。
わかりにくいことがあったら、学校に問い合わせてください。今年、御校の受験を予定していること、受験者の母親(父親)であり、必要であれば、名前をはっきりと告げてください。電話に出た教職員の対応がぞんざいであったり、個別の説明を断るようであれば、そういう学校にお子さんを入学させることの是非を考え直してもいいとおもいます。
書き直すときは、今回の文案にとらわれずに、志望校のどこがいいのか、なぜこの学校にわが子を通わせたいとおもったのか、まず、そのあたりを箇条書きにして壁にでも張っておいて、ときどきその前で立ち止まり、文案を練ってください。学校説明会には必ず出席してください。そのときの感想も一言ふれてください。 |