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父親の面接一問一答添削事例 |
面接時間はほぼ10分。質問される項目は2つ3つ。面接官に好印象をもってもらうには・・きらりと光る志望理由を答えるには・・。難問です。 しかし、お子さんはペーパーテスト、集団行動、制作、運動など、たくさんのテストを受けて頑張っています。父親が「2つ3つの質問」にどう答えるか、合否はそこにかかっているといっても過言ではありません。 |
添削事例その1 |
質問 |
本校を志望された理由は何ですか |
質問の狙い |
*「合格しても入学する気のない受験者かどうか」を見極めたいのが狙いの1つです。私立校への志願者数の減少から、定員割れのケースが相次いでいます。合格者の三分の一が入学を辞退したというケースもあるほどです。 *本気度を見極める一番の方法が志望理由です。志望校のホームページからの切り貼りのような答え方だと、本気度があやしくなります。滑り止めか、試験慣れのための受験と誤解されます。 *面接官が知りたいことは2点です。1つは、どんな考え方のもとに、どう育てたのか、どんな子どもかです。もう1つは、志望校のことをどれくらいわかっているかです。 |
質問に対する父親の回答 |
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添削 |
*ご自身のお考えから言葉を選び志望理由をお書きになったとおもいますが、志望校のホームページから言葉をつなぎ合わせたという印象が否めません。 *冒頭の「自分にも他人にも優しく大切にする心と・・中略・・と思っております」は、こういう子どもであってほしいという願いのようなものですから何を 書いてもいいのですが、「日頃から・・」以降の文章は、よくお考え下さい。もし、受験をしなければ、「園のお友達が困っていたり、寂しそうにしていることに気づいたら、優しく声かけをして、みんなで仲良く遊べるよう考え工夫する」ようなお子さんなのか、そういうふうにご両親が教えてきたのか。この志望校のばあい、多くの志願者が同じようなことをお書きになります。面接官の心にしっかりと届くかどうか、お考えください。 面接官が知りたいことの1つは、どんな子かです。この部分が、志望理由からは具体的なイメージとして読み手に伝わってきません。 *最後の行、「貴校の目指す児童像や教育目標は、まさに私どもの教育方針に通じるものがございます。」は、みなさんに申し上げていることですが、家庭の教育方針と志望校の教育方針が合っているかどうかは面接官が判断することです。願書でも面接の場でも「禁句」とおもってください。 *面接官は、よほどのことがないかぎり、それはどういう意味かとか、本校のカリキュラムは他校にないユニークなものですが、ご存知でしょうかなどと突っ込んだ質問はしません。にこやかに「けっこうですね」とコメントするだけです。しかし、保護者面接点の加算は見込めません。 *この回答文案には「父親の目線」が感じられません。お子さんが世の中に出たとき、どんな時代になっているかはだれにもわかりません。でも、どんな世の中になっていたとしても、お子さんはしっかりと逞しく生き抜いてほしい。それが父親の考えではないでしょうか。もし、そうだとしたら、どんな子育てをしたらいいかはお父さんにはよくわかっているはずです。その父親の思いを志望理由にしてください。 |
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父親の面接一問一答事例その1 |
父親の面接一問一答事例その2 |
父親の面接一問一答事例その3 |
父親の面接一問一答事例その4 |
父親の面接一問一答事例その5 |
父親の面接一問一答事例その6 |
父親の面接一問一答事例その7 |
父親の面接一問一答事例その8 |
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父親の面接一問一答事例その10 |
父親の面接一問一答事例その11 |
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