短期集中連載 大丈夫ですか? 面接対策

第41回●「わが子の第一印象」が気になるときは





「根は明るい子だけれど、見た目が暗いというか覇気が感じられないのは不利か」という問い合わせをもらいましたが、そんなことはありません。まったくの誤解です。あるお母さんに取材したときの一部を紹介します。お子さんは女の子です。2年前に幼稚舎に合格しています。

(娘は)一見すると女子校タイプの子です。周りからも幼稚舎タイプではない、と言われていました。屈託のない性格とかアクティブに振る舞っていたわけではありませんでした。幼児教室の先生からも、「記念受験のつもりで受けたらどうですか」といわれていました。
――お子さんはどんな性格ですか。
 何でも無防備に興味があれば果敢に挑戦するという子ではありません。まずは人がやるのを観察して、物事を把握してから行動する子です。
――かなり慎重なところがあるのですね。
 そうですね。でも、性格は明るく、お友達と楽しく遊ぶことが大好きです。子供らしいユーモアもあって、しょっちゅう家族を笑わせてくれました。

 
お母さん同士、「お宅のお子さんは性格が明るくて、行動的だから○○校向きね」といった話が飛び交っているかもしれませんが、そういう話はまったく根拠がありません。「ウソ」と言ってもいいくらいです。志望校に通う子どもたちを観察すれば一目瞭然です。いろいろなタイプの子どもが通っていることがわかります。

でも、もし、どうしても「わが子の見た目」が気になるのでしたら、こんな方法を試してみてください。お子さんの写真をたくさん撮って、一番いいと思う表情の写真を家の中に何枚も飾ります。顔のアップをA4判くらいに拡大した写真がいいでしょう。ピアノの上、テレビの横、玄関など、目につくところにベタベタ飾ります。

当然、子どもは「なんで?」と聞きます。「ママは、この写真が大好きだから」とか、「パパもとってもいい顔をしているって言ってたわよ」と言います。パパにも協力してもらいます。子どもがいるときに、写真をじっと見て、「かわいいなあ、この写真」「とってもいい表情だ」と感慨深げに言います。おじいちゃん、おばあちゃんの家にも飾ってもらいます。

子どもだから、大人の作為には気づきません。「こういう顔をすると、ボク(私)はかわいいんだな」と思うようになります。最初のうちはつくり笑いがミエミエとなり逆に不自然ですが、そのうち、自然と「いい表情」をするようになります。

お客さんが家に来たときは子どもに挨拶をさせてください。「こんにちは」だけでいいでしょう。後で、「お客さまがとてもほめていたわよ。笑顔がかわいいって。それに元気よく大きな声で挨拶ができたって」とほめてあげてください。こういうことを何回かくり返すと、大人の人には、明るく、大きな声で話をするといい‥‥と自然にそのように振る舞うようになります。

そんなことまでする必要があるのかと思うかもしれませんが、最初に申し上げたように、お子さんの第一印象がどうしても気になるのであれば‥‥の話です。気にならなければ、こんなややこしいことをする必要はありません。




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