●息子が楽しく勉強できるように、机と椅子を用意しました
――幼稚舎に合格後も、こちらの幼児教室に通われているのですね。
ええ。幼稚舎で習う勉強の予習をしています。国語だと、ひらがな、算数だと足し算、引き算。各地の名産品などを調べています。受験前にやっていた内容とは異なるものです。
――お子さんがいくつの頃から、勉強をさせていましたか。
三歳くらいからでしょうか。息子は幼稚園に入る前から、本に載っている迷路や遊び感覚でできる簡単なドリルに、とても興味を持ち始めたんです。それで、勉強というよりも、まずは遊びの延長として迷路をさせていました。
――お子さんは、なぜ迷路に興味を持ち始めたのですか。
初めは、迷路をなぞることが楽しかったんでしょう。絵本などに描いてある迷路から始まって、徐々に迷路に興味をもっていきましたね。本屋に行って、息子が、この迷路をやりたい、と言えば購入して与えていました。特に、先々の受験を考えていたわけではありません。
――お子さんは、難解な迷路にも挑戦しました?
ええ。大人でも集中しないと難しいようなものに挑戦するようになりました。迷路を解く時は、鉛筆を使っていたので、その流れで、字を書く事も好きになりました。そうして徐々に、机に向かうことが、息子にとって当たり前になってきました。
――お子さんの机を用意していたのでしょうか。
ええ。でも、学習机ではなく、子供がおやつを食べるくらいの小さなテーブルと椅子です。字を書いたり、迷路を解いたりする時はテーブルを出して、やっていました。
――お子さんが自主的に机を出していたのですか。
ええ。特に、雨が降って外で遊べない時は、自分で机を出して遊んでいました。
――お子さんは、外で遊ぶよりも部屋の中で遊ぶほうが好きですか。
いえ。どちらかといえば外遊びが好きです。公園の遊具を十二分に使って遊ぶ子です。でも、次男が生まれてすぐの頃は、私が忙しくて外へ連れ出せなかったこともあり、家で過ごす時間が増えました。そこでも、机に向かう習慣がついたのかもしれません。
――絵本の読み聞かせをしていましたか。
ええ。よく本を読んであげていました。それもあって、息子は、いろいろな本に興味を持っていきました。家の中だとレゴや積み木などのブロック遊びもしていました。次男の世話が一段楽して、長男だけに目をやれる時は、一緒にそういった遊びをしました。長男も、次男が寝た時は、お母さんとたくさん遊べるから楽しいといった感じでした(笑)。
――お子さんは、癇癪を起こすこともありましたか。
ありました。でも、次男が生まれてからはなくなりました。兄になった自覚が出てきたのではないでしょうか。
●教室で友達や先生と勉強するほうが息子も楽しいんじゃないかと思いました(笑)
――幼稚舎の合格発表日はご自宅にいましたか。
ええ。合格通知が来て、通知書を手にしたら、もう息子の受験番号しか目に入りませんでした(笑)。
――おうちには、お母さん一人でしたか。
ええ。息子は、幼稚園が終わってから習い事に行っていました。
――お子さんは、試験の合否が出ることを知っていました?
いえ、結果が出ること自体、知りませんでした。
――初めに、どなたに合格を伝えましたか。
主人です。携帯電話にかけると、すぐ電話に出ました。私からの連絡を待ち望んでいたんだと思います。主人は、嬉しさの前に、びっくりした様子でした。幼稚舎は、受験倍率が高いので、合格は無理かなという思いが強かったのです。その後、幼児教室に連絡をしました。
――幼児教室には、いつから通い始めましたか。
四歳からです。
――受験の話をもち出したのはどちらですか。
私です。その頃は主人も受験させたいと思っていた感じでした。私のほうが、幼稚園の送り迎えや行事に参加することが多いので、自然と話すようになったんだと思います
――幼児教室を決めるまで悩みましたか。
ええ。知人から情報を収集したり、幼児教室の体験学習をいくつか受けたりしました。
――お子さんは、体験学習で泣き出すことはありましたか。
いえ。すごく楽しそうにしていました。私が教室の後ろで見ていることを忘れて、みんなの輪の中に入って楽しんでいました。
――お子さんが泣いたら、お母さんはどうしていたでしょう?
もし、泣いたら入れるつもりはありませんでした。そもそも泣くと思っていたら、連れて行かなかったと思います。息子は勉強する意欲もありましたし、大丈夫だろう、と。
――小学校受験以外に、幼児教室に通わせようと思った理由はありますか。
息子が、机に向かうことに興味を持ち出したので、それを後押ししたい気持ちがありました。幼稚園から帰ってきて、私から「机に向かおう」と言うよりも、教室で友達や先生と勉強するほうが、息子も楽しいんじゃないかと思いました(笑)。
――人見知りをしないお子さんでしょうか。
ええ。小さい頃から人見知りはなかったですね。公園や体験教室に連れて行っても普段と同じようにしていましたから。小さいときから、公園でたくさんのお友達と遊ばせていたのも、よかったのかもしれません。最近になって、少し人見知りをするようになりましたけど。
――ご夫婦のご両親は、小学校受験について何かおっしゃっていましたか。
反対はなく、応援してくれました。両親には、次男の世話や、長男の勉強を見てもらっていましたね。両親が近くにいたのも良かったです。両親の助けがなかったら、受験はもっときつかったと思いますね。