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短期集中連載 大丈夫ですか? 面接対策

「子供本位で合否を決めるという学校が増えている」という意見


父親の職業によっては、「子供の成績には関係なく合格する」とケースがあると書きましたが、そんなことはないという反論があります。一昔前ならともかく、今や、父親の職業が医者であろうと、弁護士であろうと、大会社の社長であろうと、そんなことはまったく関係ない。要は、子供の成績が合格レベルに達していなければ合格しないというのです。ちょっと長くなりますが、反論を寄せてきた先生の話を紹介します。

「そもそも入学願書には、父親の職業や学歴を書く欄がないのです。そんなことを合否を決める材料にしてはいけないという文部科学省の指導方針があるからです。書く欄がないようなことを、学校が最重要視するはずがありません。父親の職業がわからないと月謝の滞納や自主退学が増えるといいますが、そんなことは心配していませんよ。編入試験をすればいいんですから。2、3名の募集に対して何十人と応募してくるんですから、かりに退学者が出ても、学校側は何も不都合はありません」

「小学校受験には間違った情報が多すぎます。その代表例は、いわゆるコネ入学です。校長や教職員などの学校関係者と何らかのつながりがあれば合格するとか、おじいちゃんも父親もそこの卒業生なら有利になるといわれていますが、そんなことはありません。だって、そんな理由で入試に手心を加えて合格させていたらどうなると思いますか。有名校であれば卒業生は膨大な数になります。そうするとコネ入学者の中で受かる子と落ちる子が出てきますから、なぜうちの子が落ちたのかとねじ込まれるに決まっています。二代前の校長経験者の紹介と、三代前の校長経験者の紹介にどう差をつけますか。そんなややこしいことはしませんよ。

それに、もっと大事なことは、コネ入学が増えれば学校のレベルが下がるということです。競争倍率が5倍、6倍という有名校でも、授業中におしゃべりが多いとか教師のいうことを聞かない子供が増えているという話も聞いています。私立の場合、そうなったら学級崩壊どころか学校崩壊になりかねません。そこまでのリスクを犯してでもコネを優遇するとはとても考えられません。ですから、逆です。今や、コネ入学を廃して、子供本位で合否を決めるという学校が増えているのです」

 
みなさんはどう思いますか。
あえて反論を掲載したのは、どっちが正しいかを読者が考えてほしいからではありません。どちらも正しいのです。父親の職業によっては、「子供の成績には関係なく合格する」とケースがあるという指摘も事実だし、子供本位で合否を決めているという意見も正しいのです。

じゃ、どうすればいいんだとお叱りを受けそうですが、前者の考え方が妥当というのであれば、もし父親が破綻が噂されている会社に勤めているのなら、面接対策は十分に準備しなければいけないでしょう。また、後者のように、父親の職業には関係なく子供の成績次第で合否が決まるべきだという考え方であっても、やはり面接では仕事に関する質問は出ると思って準備しておいたほうがいいでしょう。その程度の違いです。ペーパーテストの点数ですっきりと決まるのではない──それが小学校受験なのです。


 

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