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慶應義塾幼稚舎 合格体験記の読み方 ここがポイント!

*フリーページです。

*「読み方」などと、ちょっと大袈裟ですが、幼稚舎合格体験記のポイントはこんなところにあるのではないか、取材記者として、感じたままを書いてみます。

第1回


●幼稚舎の志望理由は‥‥

なぜ、幼稚舎を志望したのか。今回取材した12の事例から抜き書きすると、以下の通りです。

「長男も慶應幼稚舎(小学6年生)に通っている」(事例1)
「第一志望校は成蹊小学校でした。幼稚舎の試験日が子供の受験日程と合えば、受験してみようと考えていました」(事例2)
「5校受験して、幼稚舎に入れればいいな、と‥‥」(事例3)
「女子校志望でしたが、どことも日程が重なっていないので幼稚舎も受験しました」(事例4)
「幼稚舎を受験しようと決めたのは息子が5歳くらいのときです。幼児教室に入ったときには、念頭には置いていました」(事例5)
「4校受験して1校は不合格。他は補欠。合格したのは幼稚舎を含めて2校でした」(事例6)
「幼児教室の先生から慶応と雙葉を勧めていただきました」(事例7)
「息子が一番良い学校を教えてと言ってきたから、慶應義塾幼稚舎というところがあって、そこがみんなが行きたい学校だと思うと伝えました。すると息子は、『そこに行く』と言いました」(事例8)
「受験を考え始めた頃から、受験校の候補に幼稚舎を入れていました」(事例9)
「主人が幼稚舎出身ですから、やはり自分の子どもを行かせたいという思いがありました」(事例10)
「慶應幼稚舎だけでなく、早稲田と筑波にも合格しました」(事例11)
「慶應幼稚舎は、敷居が高すぎるというか、本当に合格するとは思っていませんでした」(事例12)

● なぜ「記念受験」組が合格するのか

慶應義塾幼稚舎を受験する人(厳密にいえば保護者ですが)は、最初から、あるいは途中からでも幼稚舎受験を前提にして受験準備を進めています。「幼稚舎コース」をもつ幼児教室にお子さんを通わせるだけでなく、家庭でも、幼稚舎向けの子育てをして来たと思います。

今回の事例の多くは最初から幼稚舎志望です。
「主人が幼稚舎出身ですから、やはり自分の子どもを行かせたいという思いがありました。また、私は私学の出身なので、幼稚舎に限らず私学のもつ雰囲気の中でこどもを学ばせたいという意識がありました。ですから、私学に行かせるというのは最初からの方針でした」(事例10)
最初から志望校が決まっているのですから、幼稚舎合格のための幼児教室選び、家庭学習だったと思います。

一方、「たまたま試験日が空いていたから」「運試し」など、いわゆる「記念受験」組が幼稚舎を受験したケースがあります。
事例2のお母さんは「幼稚舎の受験を決めたのは、願書締め切りの2日前です。その日に成蹊小学校の合格が決まったので幼稚舎を受けることを決めました。第一志望だった成蹊小学校の合格が決まったので、仮に幼稚舎に落ちたとしてもショックは少ないと思って、受験することにしました」と答えています。通っていた幼児教室の先生に受験すると報告したのは試験日の直前です。相談ではなく「報告」です。当然、幼稚舎受験のアドバイスは受けていません。

事例9の場合、最初から幼稚舎志望にもかかわらず、幼稚舎コースのない幼児教室にお子さんを預けています。しかも入室に際して幼稚舎志望とは伝えていません。「私立小学校を受験させたいと‥‥。ただ受験校を決める頃になって、『幼稚舎は他の受験校と入試の日程がずれているので、幼稚舎も受けます』と申し上げました」と答えています。

事例1は、願書締め切りの2日前に受験しようと思ったのですから、幼稚舎向けの受験準備はまったくしていなかったと言っていいでしょう。事例2は、このお子さんが通っていた幼児教室では学校別コースは設けていませんから、「幼稚舎特訓」は受けていません。
にもかかわらず、合格したのはなぜか。運が良かったのか。幼稚舎受験は宝くじを引くようなもの、といわれています。文字通り、運が良ければ合格するということですが、事例1と2のお母さんのお話を聞くと、なるほど、ここがポイントになっていたかもしれないと推測できます。後で詳しく触れますが、この2つの事例は例外ではないのです。


第1回

第2回

第3回

第4回

第5回