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*下記の40項目について、「はい」の数がどれくらいあるかが、「父親のお受験力」の一つの目安になります。チェックリストをご覧いただくと一目瞭然ですが、父親の「お受験力」とは、要するに、私学はこういうタイプの父親を好ましいと思っているということです。私学が好む父親像ですから、一般的な「父親像」とはズレがありますが、いったん「お受験」に首を突っ込んだからには、「いいえ」の項目はできるだけ「はい」に変えなければいけません。わが子が仲良くしている友達の名前も知らない、運動会など保育園や幼稚園の行事には出席したことがないというのは、「わが子の教育に関心がない」とみなされて減点の対象になる場合もあります。
*「はい」の数より「いいえ」が多かったとしても、悲観することはありません。息子の友達の名前は知らないとか、息子の話の中に出てくる友達の一人が「タケちゃん」とわかっていても、フルネームまで知っているいるパパはほとんどいません。どこの幼稚園に通っているかはわかっていても、園長や担任の先生の名前まで知っているパパは少ないでしょう。受験準備を始める前というのは、みなさん、同じようなレベルですから、「はい」が少ないといっても心配は無用です。その気になればほとんどの項目はすぐ「はい」に切り替わります。いくつか大事なポイントを説明します。
*「父親のお受験力」のうち、もっとも重要な項目は、「わが子が将来どんな生き方をするのかを考えたことがある」「わが子の教育に関して妻と話し合ったことがある」の二つでしょう。この二つを先に固めておくと、願書の「わが家の教育方針」や「志望理由」に悩むことはほとんどなくなります。面接の準備もグンとらくになります。
*最近の目立った特徴として、各校とも「本気で入学したいと思っているかどうか」を重視する傾向が強まっています。その最大の理由は、入学辞退者の増加です。滑り止めや試験慣れのための受験が増えたため、熱心な保護者がはじき飛ばされるケースが少なくないのです。父親が卒業生、姉が在学生という場合であっても、不合格とされたケースが各校で相次いでいます。各校とも合否判定は公正でなければならないという建前ですが、一方で、「熱心な家庭」がふるい落とされるという現実があります。このため、「入学する気のない受験者」の選別には神経を使っているという背景があります。
*願書の締め切りや保護者面接の直前になってから、家庭の教育方針や志望理由を何にするかを話し合うという保護者が少なくないようですが、一夜漬けは簡単に見抜かれると思ってください。わずか200字足らずの短い文章であっても、たっぷりと時間をかけて話し合っているか、熟慮を重ねているかは読めばわかるそうです。急ごしらえの教育方針や志望理由では、どうしても入りたいという熱意が伝わりにくいでしょう。お子さんの成績が合格圏内に入っていたとしても、熱心な保護者の子どもと差し替えられるリスクもあります。受験を思い立ったら、「わが子は将来どんな生き方をしてほしいのか」「わが家の教育方針は何か」を奥さんとじっくり話し合ってください。
*下記のチェックリストの中に、「父親の性格に関すること」として、「感情的になりやすい」「議論好き(理屈っぽい)」「正論を押し通すことが多い」などの項目がありますが、本当にそういう性格なのかどうかが問題ではなく、相手にそういう印象を与えたら極めて不利になるということを知っておいてください。「知ったかぶり」「しゃべり過ぎ」「評論家風コメント」は、親の面接ではタブーです。
*保護者面接の目的の一つは、父親の人柄を見たいという点にあります。面接時間は10分足らずですから、見た目の印象やいくつかの質問に対する答えなどから、父親の「人柄の善し悪し」を判断します。判断するといってもも、何か具体的な根拠があってのことではなく、要するに、「この父親なら6年間つきあっていけるかどうか」という印象です。偉ぶった態度とか、聞かれてもいないことをしゃべるなどの印象を持たれないようにしましょう。謙虚、誠実、温和‥‥これが合格する父親に共通するキーワードです。
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