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「願書・面接資料の書き方」添削事例


*願書や保護者面接は合否に大きく影響します。受験校のホームページから抜き書きしたような志望理由であれば、「合格しても入学する気のない受験者か」と警戒します。お子さんが頑張って合格圏内に入っているのに、父親が志望理由をきちんと答えられなくて不合格になったというケースは「まれに」ではなく「たくさん」あるとおもってください。それほど願書と保護者面接は大事です。


志望理由編(その7)

「志望理由」の文案(原文)*文案は編集部で加補筆しています。


私は海に面した田舎で野山を走り回るような環境で育ちました。たくさんの自然や誰でもがわが子のように叱り、見守ってくれる人々に囲まれ、今の私の根っことなる土壌や感性が育まれたと思っています(中略)。私は学生時代、相撲をしておりましたので、家の庭には砂地で土俵をつくり鉄砲柱も作りました。毎朝食事前に、父子共々上半身裸・裸足になり、さらしのまわしを締め、相撲の基本動作をしています。礼儀作法は、日頃から親も率先して気持ちの良い挨拶をするように心がけています。土俵に上がる時、終了する時の「礼」だけは元気に正しくするようにしています。まだ技(わざ)や強い筋力をつける年齢でないので、楽しく運動をしています。(中略)貴校では、12年間を同一校舎で過ごすことが出来ます。お兄さんやお姉さんへの憧れをイメージしやすく、また大学までの総合学園の、より専門的な本物にも身近に触れることが出来る事は、大変すばらしい環境だと思います。


ポイント*面接官の評価・着眼点


**この願書を読んだ面接官(ほとんどのばあい、校長先生)の顔が想像できます。もし、近くに入試に関わる先生方がいらっしゃったら、面白い親子が応募してきたと話題になったとおもいます。


添削のポイント


*添削の必要はありません。


添削担当者のコメント


*実は、この方のばあい、志望理由の文案づくりは難航しました。最初はどなたでもおなじですが、志望校のホームページから、志望理由に使えそうな言葉をピックアップしてきて、それをつなぎ合わせたような文章になっていました。何度も何度も書き直しをお願いしました。志願者の長所や父親と息子さんの関わり方の話のなかで、後は、もう二人で相撲をとっていることしかありませんというメールをいただきました。庭に土俵をつくって、毎朝、さらしのまわしを締めて・・というメールを読んだとき、上の文案が決まりました。

*面接では相撲の話に終始したようです。志望理由も聞かれなかったようです。お母さんへの質問もなしです。むろん、合格です。

*上の文案では、志望理由に関係する箇所は、末尾の「貴校では、12年間を同一校舎で・・」以降の2〜3行だけです。これでは志望理由にはなっていないと疑問が出るかもしれません。でも、志望理由はこれでもいいのです。






 添削事例(志望理由)その1
 添削事例(志望理由)その2
 添削事例(志望理由)その3
 添削事例(志望理由)その4
 添削事例(志望理由)その5
 添削事例(志望理由)その6
 添削事例(志望理由)その7
 添削事例(志望理由)その8


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