第一志望であれ、滑り止めであれ、試験慣れであれ、受験するのはすべて第一志望という気持ちで全力投球してください。
手を抜いた志望理由か、真剣に考え抜いた志望理由かどうかは、何百枚もの願書を読んでいる面接官には案外とわかるようです。「願書にも第一印象があって、結果的に、それが正しいことを何度も経験しています」と言っていた面接官もいました。
さて、私どもにお寄せいただいた文案では、志望理由として「中学受験を大切にしている」を真っ先にあげていますが、受験校は、難関といわれた中学への進学実績をウリにしています。「中学受験に真剣に取り組んでいる」のは当たり前です。
このレベルの志望理由では、合格しても入学する気がないとマークされる恐れがあります。それは織り込み済みであったとしても、せっかく受験するのですから、受験校の良さをもっと掘り下げて研究してください。学校研究のコツのようなものがわかれば本命校の志望理由づくりにも役立ちます。
なぜ難関と言われる中学への進学実績が高いのか、いつ頃から、どんな受験指導をしているのか・・受験校の学校研究が深まると、案外と、試験慣れ校が滑り止め校に格上げされて、6年後、この学校に通わせてよかったということもあり得ます。
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